このワイコンはE16mm F2.8(SEL16F28)専用で、装着するとF2.8のまま12mm(35mm換算で18mm)の画角になります。また、最短撮影距離が0.24mから0.18mに短縮されます。(マニュアル記載値)
ちなみにマニュアルはフィッシュアイコンバーター(VCL-ECF1)と共通でした。魚眼では最短撮影距離が0.13mになるようです。
外観と簡易レビュー
SEL1855やSEL16F28はタイ製でしたが、VCL-ECU1は日本製でした。 |
キャップはフード部分に被せるように嵌めるだけの専用タイプ。セミハードなケースが付属しています。ケースの作りは良いです。 |
ワイコン付属のケースにSEL16F28を入れることもできますが、高さが約5mm低いので運搬時に暴れないように厚めのフィルタを付けるか詰め物と一緒に入れる必要があります。 |
装着はロック付きのバヨネット構造で不用意に外れる事はありません。SEL16F28にはKenkoの薄型フィルタ(PRO1D)を付けていましたが、そのままでは干渉するので外しました。 |
VCL-ECU1は前玉が出ていてフィルタ類は装着できないので、ちょっと頼りない付属のキャップで保護するしかなさそうです。
その為に比較的しっかりしたケースが同梱されているのかとは思いますが、キャップ自体に簡単なロック機構が付いていれば良かったです。
最近はコンデジでも28mmや24mmの画角から撮影出来る物も増えてきましたが、流石に18mmにもなると狭い室内や大きい建物でもフレームに収める事が出来るので色々と遊べそうです。
SEL1855にも装着できるか試す
SEL16F28専用ですが、キット付属のズームレンズ(SEL1855)にも一応装着だけは可能です。全長が余計に長くなります。 |
ただし盛大にケラれるだけで意味はないです。 (画像はワイド端開放で撮影したもの) |
上記の構成でテレ端で撮影するとこんな感じになります。 |
最後に
VCL-ECU1は1万円程度で購入できるワイコンですが、専用設計だけあって球面収差も少なく暗くならないので買って良かったです。解像感もワイコン装着前と比べて同等以上です。
NEX-5Nを一式揃えていたら予算が尽きてしまいましたが、そのうち魚眼のコンバーター(VCL-ECF1)も買おうと思います。
SEL16F28単品の状態ではSEL1855のワイド端と大して画角が変わらず手ぶれ補正もないので、特にサイズの小ささとAFが若干速い気がする以外のメリットが無いです。このため殆ど使用していなかったのですが、これからは単体撮影もできるワイコンの土台として活躍しそうです。
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