2012/03/19

logoGuillo v2.05の隠しオプションと隠し機能

logoGuillo v2.05の隠しオプションと隠し機能です。基本的にデバッグ用ですが、色々と試してみたい方の為に公開しておきます。

使用すると予期せぬ不具合や誤動作を招く危険性があります。
また、今後予告無く機能及び効果やデフォルト値等が変更される場合があります。下記オプション・機能を使用する場合は十分に注意して下さい。


隠しオプション


-fstStep n

初回読み込み時の間隔(frame)を設定する
デフォルト値:57

logoGuilloはCMと本編を判別する為、動画を読み込んで分析する処理を2段階で行っています。Phase1で大まかに、Phase2で詳細な分析をしています。このオプションを使用する事でPhase1でのフレームの読み込み間隔を変更できます。
エンドカードや次回予告、提供等の短い本編が無い番組(映画やバラエティ、ニュース等)ではある程度大きな値にする事で、Phase1での処理の高速化が期待できます。但し、極端に大きい値を設定した場合はPhase2での処理時間が増加したり、-strict オプションを併用しないと不正な結果になる可能性があります。
また、15の倍数を指定すると毎回特定位置のB/Pフレームのみ読み込むケースもあり得る為、何らかの影響が出る可能性があります。


-disInScnChg

フレーム内シーンチェンジ検出を無効にする

本編とCMの切り替わりタイミングで、1フレーム内に本編とCMが混在しているかどうかの判定処理を行いません。通常はこのオプションを指定する必要はありません。


-cmMinGran f

CMの最小粒度(Sec)を設定する
デフォルト値:14.9 又は 29.8 (自動切り替え)

CMの最小長さを設定します。短くすると本編が欠けやすくなります。長くすると余分なCMが本編に追加されやすくなります。
通常はCMの基本単位である15(sec)の倍数より少し短い長さを設定します。


-prgMinGran f

本編の最小粒度(Sec)を設定する
デフォルト値:1.6

本編の最小長さを設定します。短くするとCMが本編と見なされやすくなります。長くするとエンドカードなどの短い本編を取りこぼしやすくなります。CMの最小粒度に比べ、本編の最小粒度を変更するメリットは殆どありません。


隠し機能


DirectShowSourceを使用して動画を読み込む

ファイル名"USE_DSF"とした拡張子無しのファイルを作成し、それを入力プラグインとして指定すると動画ファイルをDirectShowSource経由で読み込みます。

*正常に指定できれば以下のような表示になります。(****はUSE_DSFの置いてあるディレクトリのパス)
- input plugin path: "****\USE_DSF"

DirectShowSourceを使用する事により理論上は対応するDirectShow Filterが導入されていれば、どんな形式でも読み込む事が可能ですが、その動作は完全にデコーダ依存になります。
そのためfpsや総フレーム数が正しく報告されなかったり、シーク動作が行えない、アスペクト、インターレース、YC伸張、色空間の変換等がDSF側で勝手に処理される場合には正常に動作しません。また、仮に動作しても実用範囲のパフォーマンスが出ない可能性があります。