2011/11/03

BF3の為にHD5850をCFしてメモリクロックの固定に手こずる

ついにBattlefield 3が発売しました。
しかし手持ちのHD5850では推奨環境(HD6950 or 560Ti)に若干足りない為、もう一枚追加してCFすることにしました。

今までの単発では問題なかったのですが、ドライバ類を入れ直してCF化したところメモリクロックが可変して画面が乱れるようになってしまいました。
昔からPowerPlayでのメモリクロック変化による画面の乱れにはメモリクロックを固定するのが有効でした。メモリクロック固定の方法を検索すると、CCCのProfiles.xmlを編集する方法が出てきますが、最近のCCCでは通用しないようです。少なくともCCC 11.10ではこの方法では無理でした。


結局私の環境(デュアルモニタ)では
・CCCでOverDrive無効
・MSI Afterburnerでプロファイルの適用をリセット&無効化してファンコントロールのみに利用
とした事で、アイドル時に
プライマリ(Core 400 MHz / Mem 1125 MHz )
セカンダリ(Core 157or400 MHz / Mem 300or900 MHz )
となり画面が乱れる事もなくなりました。*プライマリがOC版なので通常のBIOSのものと挙動が違うかも知れません。

上記の方法で直ってしまった為に私は未検証ですが、CCCのプロファイル変更以外でメモリクロックを固定する方法には
・AMDGPUClockTool(公式)を使う
・Ati Tray Tools を使う
・グラフィックカードのBIOSそのものを弄る
といったものがあるようです。Ati Tray Toolsに関しては、64bitOSを使用しているので未署名のLow Level Driverを導入するのが面倒なので止めました。AMDGPUClockToolが比較的楽で安全そうです。

では、ベンチマーク結果を参考に。

*今となってはCPUが見劣りします。プライマリがOC版ですが、CFは遅い方のカードで律速になるので定格HD5850CFとほぼ同じスコアになっているはずです。

ベンチマーク環境
Intel Core i7-860(定格)
プライマリ AMD Radeon HD5850 (リファレンスOC版,Core  765 MHz / Mem 1125 MHz)  
セカンダリ AMD Radeon HD5850 (リファレンス定格  ,Core  725 MHz / Mem 1000 MHz)
CCC 11.10

シングルキャンペーンでのfps測定結果

3DMARK 11(default)

3DMark Score P6462
Graphics Score 6923
Physics Score 5884
Combined Score 4784

3DMARK Vantage (default)

3DMark Score 22081 3DMarks
Graphics Score 24177
CPU Score 17523

3DMARK 06 (default)

3DMark Score 18607 3DMarks
SM2.0 Score 6809
HDR/SM3.0 Score 9386
CPU Score 5104

TSMCの28nmが思ったより遅い上、プロセスの出来によってはAMD,NVIDIA共に28nm品はミドルレンジからの投入になりそうなのでHD6870のCFか560TiのSLIで誤魔化すしか無さそうです。早いところHD7xxxか6xxを使いたいですね。