使用時間約8800時間でエラーを吐いたWD2001FASS。C5とC6が出ています。 |
プログラム開発に使用しているメインHDD、WD製のWD2001FASSがSMARTでエラーを出したので急遽交換することにしました。
WD2001FASSは高速で気に入っていたので後継機のWD2002FAEXの購入を検討しましたが、今更500GBプラッタのHDDを買うのも気が引けるため、価格も手ごろなHGSTのリテールパッケージの0S03191を購入しました。(2012年6月購入時で10780円でした。)
この製品は667GBプラッタ3枚の2TBで7200rpmらしいです。残念ながら現時点では1TBプラッタ採用のDeskstar 7K1000.Dシリーズは単プラッタ品の1TBのものしか無いようでした。
無いものは買えないので、いい具合に枯れている667GBプラッタという事にしておきます。
以下、早速レビュー等。
リテールパッケージの0S03191の箱。サイズは大きめです。
箱を開けると黒色のクッションと銀色の帯電防止保護袋に包まれたHDDが見えます。
クッションによりHDDが外箱のどの面とも接触しないように浮かされた状態になっているので、運搬時の衝撃には強そうで安心です。箱自体も厚紙ではなく、段ボールなので強度があります。
帯電防止保護袋は画像左側のWDの物と異なり、半透明ではなく銀色の反射するタイプです。
リテールだけあって気が利いていて、HDDの固定用のネジ4本が付属しています。また保証期間は3年でした。
気になる0S03191の中身はHDS723020BLA642でした。ファームウェアのバージョンはMN6OA800(FW:800)。CrystalDiskInfo 2.0.4ではAAMの設定項目が見あたりません。
交換前のHDDからシステムイメージを移して正常に復旧完了。念のため起動状態でWinDLGのEXTENDED TESTをかけてみましたが異常なし。容量が2TBもあるので約5時間も掛かりました。WinDLGはWD製のツールですがHGSTのドライブでも動作します。
ベンチマーク結果。下記のような悪条件での測定を行ったので、動作確認程度の参考値となります。
*先頭180GBをシステム用にパーティションを切り、それを75%使用した状態になっています。
*起動パーティション自身を測定。
(2012/07/31追記)
同型のHDDを追加購入したので、クリーンな状態でのベンチマークを行いました。
登場当時は2TB最速HDDだったWD2001FASSと比べても、特に体感速度の違いは感じられませんでした。
HDS723020BLA642のほうがプラッタの密度が上なのでシーケンシャルアクセスは速くなっている筈なのですが、ランダムアクセス速度が売りのCaviar Blackがそれだけ高速だったということでしょうか。
交換したWD2001FASSは6回全領域上書きしたところC5とC6が一時的に消えましたが、しばらくすると再発してしまいました。
黒キャビアのためRMA期間も5年と長いので、そのうちRMAに出して交換してもらおうと思います。
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