この記事はv1.00向けです。最新版とは動作が異なりますのでご注意下さい。
ロゴ検出型自動CMカットプログラム logoGuillo FAQ
Q.局毎に変更する必要のある物は何ですか
*局毎に変更する必要のある物は以下の通りです。一度決定すれば同じ局の番組であれば使い回すことが出来ます。
・ロゴデータ
・ロゴ検出パラメータ(-prm1A,-prm1B,-prm2B)
・解像度(-inW,-inH)
・カットマージン(-cutMrgIn,-cutMrgOut)
Q.検出精度が悪い又はうまく検出できない
・当然ですが検出精度はロゴデータの出来に大きく左右されます。出来るだけ綺麗なロゴデータを作成してください。
・また、パラメータの設定値でも検出精度は変わってきます。-autoTuneで使用する動画は、取りこぼしの発生しやすい難易度の高い物&ある程度の長さ(1時間以上)がある物&(ロゴ近辺に)色々なシーンを含む物にすると良い結果が得られると思います。
・BS11等、画面が白色になった際、ロゴが"完全に"消えてしまう局があります。見えない物は検出できません。万が一CMへの出入りのタイミングでロゴが出ない状態になると取りこぼしが発生します。そういった局への使用は危険なので非推奨です。
Q.本編がCMとの境界で切れる
・大抵の局ではCMから本編に入ってもロゴが出るまでにタイムラグがあります。(逆に本編が終わるときはCMに入る前にロゴが消えます。)これが原因の場合はカットマージンを指定することで回避できます。ロゴが出るまで6フレーム、ロゴが消えてからCMに入るまで30フレームの場合、"-cutMrgIn 6 -cutMrgOut 30"をオプションに追加して下さい。フェードするタイプのロゴの場合は検出位置が前後しやすいので若干多めにマージンを付加すると良いです。
Q.稀にCMが入ってしまう
・基本的に可能な限り本編を取りこぼさないように動作します。判定が怪しい(確実にCMだと言い切れない)場合は本編と見なして処理する仕様となっています。
Q.前後の番組が入ってしまう
・ロゴが表示されていれば前後の番組だとしても本編と見なされます。事前に他のソフトウェアで番組情報で分割処理したファイルを使用することで前後の番組が含まれるのをある程度回避出来ます。
Q.高速化したい(avs2pipemod-logoGuillo間のデータ転送がボトルネック)
・Avisynth側でロゴが出る画面の隅を残すようにクロップしてやると、avs2pipemod-logoGuillo間のデータ転送量が減り最大で2倍近く高速化します。解像度1440x1080、右上から320x240の範囲内にロゴが出る(大抵の)場合、avsファイルに"Crop(1120,0,0,-840)"の処理を追加、logoGuilloのオプションに"-cropW 1120 -cropH -840"を追加することで高速化できます。*1920x1080の場合は"Crop(1600,0,0,-840)"と"-cropW 1600 -cropH -840"とします。
Q.高速化したい(mpeg2のデコーダがボトルネック)
・私が試した限りでは、FFmpegSourceが速いので推奨です。
Q.正しくカットできたか簡単に確認したい
・同じ番組をエンコードした場合、大抵は本編のブロック数と番組の長さが話数によらず等しくなるのでそこを確認して下さい。(最終回だけは次回予告がない分少し短くなったりします。)
Q.入力する動画のインターレースを解除する必要はあるのか
・インターレースを解除せず、フレームの画像にインターレース縞が残った状態であっても正常に動作します。ただしエンコード時に使用する解除アルゴリズムによっては、CMカット時に同じアルゴリズムでインターレースを解除することでCMへの出入りフレームの検出精度が1フレーム向上する場合があります。