2013/11/10

USB接続な物理5.1chヘッドセットBSHSUH05BKをFPS/Skype用に購入した

BUFFALO BSHSUH05BK 

FPSゲームやSkype通話用のヘッドセットを探していたところ、USB接続な5.1chヘッドセットが定価(税込¥8,400)の半値で投げ売られていたので買ってみました。
バッファローのBSHSUH05BKという製品です。



最大の売りはヘッドフォンなのに物理的に左右4つずつのスピーカーが入っていて5.1chサラウンド再生を行う機能です。
ドライバを見るとどうやらUSB Audio I/O ControllerとしてC-mediaのCM106が入っているようです。

レビュー

パッケージ:どんな層をターゲットにしているのか謎のゲーミングハードウェアなパッケージで良くも悪くも目立つのですが、どう見ても地雷臭がしてます。投げ売りされている最大の原因はコレだと思います。

音質:手持ちのヘッドホン(オーディオテクニカ ATH-A900)と比べると明らかに悪いです。中低音がドンドコモコモコな解像度低い感じに鳴ります。
ただ本来の目的であるゲームや音声通話には十分な品質で、不愉快な鳴り方はしないです。

サラウンド:ちゃんとゲーム(BF4)のサウンドがサラウンドで聞こえます。物理的なスピーカーは5.1chですが論理的に7.1ch入力まで可能で、DSP機能を使用して各スピーカーの配置を仮想的に調整できます。

マイク:角度が自由に変更出来、使用しないときは真上に上げられます。音質も通話用には問題無いです。

コントローラー:ケーブルの途中に手元用コントローラーが付いています。ボリュームの上げ下げとマイク、スピーカーのミュートが可能で便利。特にマイクミュートは離席時は必須機能です。

装着感:ユニットが8個も入っているのでヘッドセットとしては重いですが、ヘッドホンとして見ると普通です。半日ぐらい装着してても問題なし。

遮音性:メーカーは半密閉を謳っています。どちらかというと開放型より密閉型に近いと思います。

ケーブル:柔らかめ。ステレオミニジャックx2ではなくUSBコネクタ1つでの接続なので脱着は用意です。USBオーディオデバイスとして認識されます。

Skype通話:アナログ出力モードを6スピーカー(5.1ch)にするとどうしてもSkypeで通話できませんでした。(Skypeのオーディオ設定のスピーカー再生テストの音声が再生されない)
何故か4スピーカー(4ch)だと問題ありません。

結局Skypeとドライバのどちらが原因かは分かりませんでしたが、妥協策としてサラウンド出力とSkype通話を同時に行いたい場合は下記設定にしています。

 システム入力:8CH(7.1ch)
 DSPモード:ON
 アナログ出力:4スピーカー(4ch)

最後に

投げ売られていたのでネタ製品かと思いきや、意外にちゃんと使用できる製品でした。
ゲームやメディアプレイヤーでは5.1ch再生でも正常に動作してくれます。
ただSkypeと5.1ch再生の組み合わせが上手く動いてくれない点が残念でしたが、公式サイトを見るとWindows 8にもドライバ対応する気はあるようなのでアップデートで修正される事を期待しておきます。

5.1ch対応のヘッドセットとしては安いのでヘッドフォン環境でFPSゲームをする人にはお勧めです。逆にゲームをしない通話のみが目的な人ならマイクミュート機能だけ付いている安価で軽量な製品で十分だと思います。