2013/07/24

マウスの調子が悪いのでG500からG500sに買い換え。ついでにG500のスイッチを修理。

Logicool G500の左ボタンの調子が悪くなってきた(偶にドラッグ中に離れてしまう等反応悪い)のでマウスを買い換えました。
G500は気に入っていたので同じものを探しましたが既にG500は販売終了らしく、後継機のG500sを購入。
購入したG500s。ゲーマー向け製品によくある謎デザイン。指紋や汚れを抑える表面処理との事ですが、ダンゴムシっぽいガラが気に入らないです。
G500の元々汚れて見える塗装のほうがまだ良かった。使用した感じでは確かに夏場でもベタつきにくいです。

G500と比較。DPI設定表示LEDの色が赤から青になり、形状そのままデザインが変わっただけです。
内部的にもG500からほぼ変更無し。ただDPIの上限が5700dpiから8200dpiに、クリックボタンの耐久性が800万回から2000万回に向上しています。
今回G500はボタンが駄目になってしまったので嬉しい改良です。
裏面。ソールは250km動かしても平気な耐久性があるとの事。

しかし標準ソールは個人的に滑りがイマイチ(普通のマウスと同じ)なので速攻で剥がします。
代わりに貼るのはパワーサポートのエアーパッドソール for 丸型 AS-46(φ6mm/厚さ0.65mm/16個入)です。
この丸形ソールは厚み0.35mm/0.45mm/0.65mm/0.95mmの4種類がある(楕円Verは0.45/0.65mmの2種類だけ)ので、リフトオフディスタンス(マウスを浮かせた時に反応しなくなる距離)の好みに応じて選択します。
ちなみにG5用の専用ソールも出ていますが、G500/G500sとはソール形状が異なり貼れないので注意。



ただしこのエアーパッドソール、滑りは良いのですが割と減りやすいのでソール交換が面倒な方は標準ソールのままにしておくと良いと思います。

ソール張り替え完了。こんな感じで8個貼りました。16個入りなのでちょうど2回分です。


ロジクール G500sレビュー

簡単にレビュー。

塗装:確かにベタつきません。デザインは最低だと思います。
ケーブル:相変わらず耐久性が過剰で固めなので、ケーブルの取り回しはちゃんとする必要があります。
ホイール:左右チルトも良好な感触。カチカチ音は大きめ。フリー回転モード(スイッチでの物理的切り替え)は巨大なエクセルファイルの閲覧などで活躍します。
サイドスイッチ3個:ちゃんと押し分けられるのでかなり便利です。
ウェイトカートリッジによる重さカスタマイズ:元から重いので不要です。私は少しでも軽くしたいのでカートリッジ毎外しています。
DPI切り替えボタン:若干押しにくく固めなのでDPI切り替え以外の機能を割り当てるには今ひとつな感じです。
センサー:DPIが自由に設定できます。性能も良く、ちゃんと左右の中心に配置されているので違和感なし。
ソール:普通のマウスと滑りは変わりません。
ドライバ(8.46.27):ゲーム用のプロファイルが有り簡単に設定できます。10ボタンマウスな上にキーアサインは左右チルト含めてかなり自由に割り当て可能でゲーム以外でも便利です。今のところワコムのペンタブレットドライバとの衝突も発生していません。
値段:有線マウスとしては若干高めの設定(6千円程度)

総評:ケーブルの固さとデザインのダサさが若干気になりますが、完成度の高い有線マウスでした。ただG500からの進化は微々たるものなので、安く入手できるならG500でも問題ないと思います。




旧マウス(ロジクール G500)を修理する

左クリックボタンの調子が悪いG500は修理して別のPCで使います。
保証期間が残っていた気もしますが、マウスを修理に出すのも面倒なので自分で分解します。
必要な工具はドライバと半田ゴテ程度です。

*注意:当然ですが分解するとメーカー保証が受けられなくなります。失敗すると故障したり危険を伴う場合があります。必ず自己の責任において行って下さい。*

G500外観。汚れに見えるのは元からそういう塗装です。
裏面のネジは5本。4本はソールの下、1本はシールの下に隠れています。
サイドボタンの基板はフレキで繋がっているので注意して外します。FPCコネクタは持ち上げてロックを外すタイプです。
ネジを3本はずして赤色のウェイトカートリッジ収納部を外します。
スクロールホイールのユニットはプラ製のピンを抜くと外せます。ついでにスクロールホイールを清掃しました。
ネジに加えて、コイルバネ(2個)があるので紛失注意。
基板を外した状態。スイッチはオムロン製のD2FC-F-7N(10M) 21X8RN8 CHINA。
G500のカタログスペック上ではクリック耐久800万回ですが、スイッチ自体は1000万回耐久品が使用されていました。
本来なら同等品のマイクロスイッチを入手して交換するべきですが、面倒なので今回はスイッチを分解清掃して誤魔化します。
ここのスイッチ接点部分を清掃しました。

分解清掃だけでは若干不安なので念のため左右のクリックボタンを入れ替えました。
右ボタンはドラッグする機会が少ないので、万が一多少調子が悪くなっても大丈夫。

余談ですが、同様にゲームコントローラーのアナログスティック(PS/PS2/PS3/GC等)も左右で同じ部品が使われているので、左右のスティックを交換可能です。
入れ替えれば右スティックを使用しないゲーム用にまだまだ使えます。特にスマブラとか左スティックだけ酷使するゲームには有効です。

最後に、G500の分解ついでに基板に載っていた主な部品を調べてみたので記載しておきます。

Avago ADNS-S9500 (レーザーセンサ)
Freescale MC98JW32 (メインマイコン)
STMicroelectronics 95010WP (Serial SPI EEPROM)
TexasInstruments LVC07A (単なるバッファ)