2012/01/26

logoGuilloのログ(*_autoCutSummary.log)の読み方とCMカット結果の簡易チェック方法

(2012/04/29更新) v2.06β2に準拠

logoGuilloで自動CMカットを行った際に出力されるログ("ファイル名_autoCutSummary.log")の読み方です。
メモ帳などのテキストエディタに拡張子*.logを関連づけておくと、そのまま開けます。

結果の簡易チェック方法

本編の各パートの尺と、本編中のCMの尺が切りの良い長さになっているか確認します。
logoGuilloは1フレーム内にCMと本編の両方が含まれる場合には本編中にCMが含まれないようにカットします。その為、完璧に動作した場合でも最大で本編は2フレーム短く、CMは2フレーム長い事があります。

また同じ番組を複数本処理する場合では、各話で本編のパート数と全体の総時間が変わらないのでそこを確認します。
但し最終回では次回予告が無い為、 番宣が代わりに入らなければ15秒程度短くなる事があります。

正確にカット出来たログの例と読み方

[Block summary]

prg 0 0:01:59.987 <= 本編のパート[n]の尺 ( h:min:sec )
prg 1 0:08:47.961
prg 2 0:12:46.966
prg 3 0:00:24.992

cm b 0:00:00.634 <= 番組前CMの ( h:min:sec )
cm 0 0:01:00.027 <= 本編中CM[n] ( h:min:sec )
cm 1 0:01:00.027
cm 2 0:01:00.027
cm a 0:02:29.082 <= 番組後CMの ( h:min:sec )

Total Block 4      <= 本編の総パート数
Total Time 0:23:59.905  <= 本編の総時間 ( h:min:sec )

Valid Ratio 0.9055    <= 有効な本編の割合
Valid Sec 1440 (Sec)  <= 本編の総時間(sec)

[Dynamic Threshold Control] <= DTCを使用した結果
DTC was used.
prm1A = 0.903589

[Time required]
53038 frame <= 処理したフレーム数
191.57 sec  <= 処理時間 (sec)
276.86 fps  <= 処理速度 (fps)

番組の切出しが上手くできていて前後のCMが無い場合には、番組前CM/番組後CMの長さは表示されません。

Valid Ratio,Valid Sec の値はDTCを設定する際の参考にして下さい。

また、処理時間の計測は内部でGetTickCount()を叩いているだけなので精度は±20ms程度だと思います。