2022/10/14

B350マザーでPPT 35Wを設定する(Ryzen 7 5700G編)

4年半も前に購入したB350 マザー+Ryzen 5 2400Gですが、最近のBIOSアップデートで(Ryzen 7000シリーズの登場で型落ちになって安くなった)Ryzen 7 5700Gに対応したのでCPUだけ換装しました。Zen+世代のcTDPによる数段階の調整ではなく、Zen3世代ではPPTでパッケージ電力の最大値をワット数で指定できるので、簡単に消費電力を抑えて電力効率向上できます。


使用マザー

ASUS ROG STRIX B350-F GAMING


BIOSバージョン

2022/05/12 ROG STRIX B350-F GAMING BIOS 6042(AMD AM4 AGESA V2 PI 1.2.0.7.)


消費電力を任意に設定するPPTの機能はPrecision Boost Overdriveの関連設定になってます。(300番台マザーはPBO使えなかったはずですが、最新版のAGESAにアップデートされて解禁されたのでしょうか?とにかく設定できるようになっていました。)

Ai Tweaker > Precision Boost Overdrive > Precision Boost Overdriveを[Auto]から[Manual]に設定すると、PPT Limit / TDC Limit / EDC Limit の3つがマニュアル設定できるようになります。5700Gの定格値は88W/65A/95Aなので、TDPは65Wですが給電能力と温度に余裕があるうちは勝手に88Wまでシバく設定になっています。なので5700G定格(PPT=88W)だと2400G定格(TDP=65W)よりも消費電力の実測値が高いです。

PPT Limit / TDC Limit / EDC Limit の調整方法は、定格から消費電力を引き下げるだけならPPTを下げるだけで大丈夫です。今回はcTDP=35W相当のPPT=35Wまで下げたいのでPPT Limit / TDC Limit / EDC Limit を 35W/65A/95A に設定しました。(各値の定格値はCPUの型番によって異なるので調べてください)

設定の結果、ちゃんとワットチェッカーでも消費電力が下がって効いてます。消費電力を制限するとマルチスレッドの性能は若干下がりますが、シングルスレッドはほとんど影響しません。今回3万円ちょいで2400G(cTDP=35W Voffset -0.05V)から5700G(PPT=35W 定格電圧)に換装して、消費電力据え置きで性能がタスクによりますが2~3倍程度まで高速化しました。単純に4コアから8コアになったのに加え、Zen+からZen3でIPCも上がったのが効いているみたいです。AMDのソケットは世代間の互換性があるので長く使うなら安く済みますね。