2015/09/27

Xperia Z1が浸水してカメラに水滴が出たので乾燥剤と防錆剤買ってきて直った話

少し前の話ですが、Sony Xperia Z1(docomo SO-01F)、IPX5/IPX8対応の防水性能と言うことで調子に乗って風呂でも常用してたところ、SIMカード側の蓋が微妙に開いてて水気が入ってしまいました。

動作上の問題はありませんでしたが、カメラのガラス部分の内側に結露した感じの水滴が付いてしまいました。

普通こういった水没系の場合の対策としては、スマホの蓋を全部開け、乾燥剤入りのタッパー・ジップロックに一緒に入れて数日放っておく方法が一般的です。

この対策方法のついでに気休めですが、気化性防錆剤を乾燥剤と一緒に入れることにしました。

気化性防錆剤とは防錆成分が常温で少しずつ気化して、金属表面に防錆皮膜を作って錆を防止するというものです。金属製品とかの出荷梱包内に入れてあったり、パッケージそのもの(防錆紙)だったりします。防錆油と違ってべちゃべちゃにならず、防虫剤とか乾燥剤のような感じで扱いやすいです。

気化性防錆剤にも鉄用や非鉄金属用、鉄・非鉄共用など色んな種類があり、錆を防ぎたい金属に合わせて正しい種類を使用する必要があります。

というわけで一通りの金属素材に対応していて価格も手ごろな(+Amazon本体が扱ってるのでお急ぎ便で直ぐ手に入る)気化性防錆剤として、ユタカメイクのサビネーズを買って見ました。

防虫剤っぽい見た目



以下、成分と対応金属です。(製品パッケージ裏面記載より抜粋)

成分:芳香族カルボン酸のNa塩、含N複素環化合物、無機酸のNa塩
対応金属:鉄・鋳鉄・銅・亜鉛・アルミニウム・スズ・リン青銅・真鍮・銀など

*成分と対応金属はユタカメイク公式サイトには何の記載もなく、「あらゆる金属に対して効果有り」としか書かれてなかったのですが、電子機器に使われるような金属には一通り対応してそうで良かったです。


以下、浸水スマホに対してやった事です。

・電源を切ったエクスペリアZ1の蓋3箇所(microSD/microUSB/SIMスロット)を全部開ける
・力の限りスマホを振り回して水気を切って拭く。
・スマホを乾燥剤とサビネーズと一緒にジップロックに入れる
・数日放置

*乾燥剤(特に生石灰:酸化カルシウム)や防錆剤は水に反応して発熱したりする場合があるので、少しでも速く乾燥させる意味でも、しっかり水を切った状態でやるべきです。

*乾燥剤とジップロック(もどき)は100円ショップで入手できます。

結果、無事カメラ部分に付いた水滴は消えていました。(少しでも防錆効果も出てくれていれば良いのですが…)


サビネーズ自体はまだ1年程度持つようなので、本来の想定用途と思われる工具箱にでも入れておこうと思います。