レッツノートを中古で購入してリカバリ用のUSBメモリをリカバリーディスク作成ユーティリティで作成したらベリファイが失敗してしまいました。
結論から言うとリカバリイメージ作成に成功していても失敗メッセージになるだけです。心配な場合は自力でベリファイすることもできます。(しました)
以下詳細。
Amazonからではないですが、Panasonic Let's note CF-SV7(CF-SV7RDCVS)を中古で購入。入手時点ではショップ側でWindows 11(しかも謎のローカルユーザー作成済み)がインストールされていたので、Panasonic純正の工場出荷状態(Windows 10 Pro+各種ドライバ)に戻します。レッツノートは内蔵ドライブ内のリカバリー用のパーティションからリカバリも可能ですが、Panasonicが公式でリカバリーイメージのダウンロード提供を行っているので、内蔵ドライブまっさらに初期化して出自のはっきりしたUSBメモリ内のイメージからリカバリすることができます。これなら中古の内蔵ドライブに何が入っていても完全にクリーンなリカバリを行えます。
リカバリ用USBメモリ作成手順
まずはリカバリーイメージ ダウンロードサービスのページから、「リカバリーディスク作成ユーティリティ(ダウンロード対応版)」を入手します。
https://askpc.panasonic.co.jp/dl/os/recv/win10-10recv.html
適当なUSBメモリ(16GB以上)を用意します。私は 32GB Ultra Flair SDCZ73-032G-G46 を使用しましたが何でも良いかと思います。
リカバリ用のUSBメモリの作成はダウンロードと書き込み(&ベリファイ)の2段階で実行されます。
最初にリカバリーディスク作成ユーティリティを起動して「機種品番」と「製造番号」を入力するとイメージファイルがダウンロードされます。
ダウンロードが完了するとDVDかUSBメモリに書き込むか選択させられるので、USBメモリを選択します。このとき作成後にベリファイ(オプション:書き込み完了後に、正常に書き込まれたかをダウンロードデータと比較して確認する)を有効にできるのですが……「ファイルのチェックに失敗しました。アプリケーションを終了します。」のメッセージが出て失敗してしまいます。
ベリファイ失敗の原因
ベリファイが失敗する原因は、WindowsがUSBメモリ内に勝手に「System Volume Information」ディレクトリ(隠しシステムフォルダ)を作成するせいでディスクイメージ全体のバイナリレベルでのベリファイが通らなくなるからです。
自力でのベリファイ方法
USBメモリが不良でもない限り、殆どの場合は正常に書き込みされているはずですが念のため自分でベリファイします。
USBメモリを作成している最中に以下のディレクトリを確認すると、ISOファイルがあるので速やかに適当なディレクトリにコピーします。
「C:\ProgramData\Panasonic Corporation\Recovery Disc Creation Utility (Recovery Image Downloading Edition)」
私の場合は以下の二つでした。
H-2020-4248_V63.17L10M01_1.iso
H-2020-4248_V63.17L10M01_2.iso
これをWinRARなどで展開して、一つのディレクトリに纏めます。
あとは纏めたディレクトリの中身と、作成したUSBメモリの中身をWinMergeなどの比較ツールで差分を確認するだけです。「System Volume Information」ディレクトリ以外の内容が一致していれば成功です。