2012/11/18

HP EliteBook 2760p Tablet PC用に小型BluetoothキーボードTK-FBP013BK購入とコンパクトキーボード雑感


EliteBook 2760p Tablet PC + TK-FBP013BK

EliteBook 2760p Tablet PCのハードウェアキーが足りない

Windows7搭載コンバーチブル型タブレットPC、2760pを購入してから半年ぐらいが経過しました。

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この2760p、液晶電磁誘導ペンタブレットとして作業する場合は、本体を安定させる為に画面を裏返してタブレット形態にして使うのですが、この状態ではキーボードは使用できません。

タブレット形態でも、ちょっとした文字の入力ならソフトウェアキーボードを表示してペンや指で入力すれば事足ります。
しかしIllustStudioやPhotoshopを使用する際には、やはりキーボードがないとショートカットキーの入力が出来ないので不便です。
この辺でWindows用のアプリをタブレットスタイルで使用する限界を感じます。

*以下、EliteBook 2760p Tablet PCのタブレット形態でも押せるサイドボタン群。
ジョイスティックとESCキー。コントロールパネルの設定画面から上下短押し+上下長押し+押し込みで最大5種類の任意のキーアサインが割り当てられます。
Ctrl+Zやソフトウェアキーボードの表示/非表示など、よく使う機能を割り当てると便利です。

更新ボタンとCtrl+Alt+Deleteキー。Ctrl+Alt+Deleteはペン先で押す構造です。

インターネットボタン。特に使い道は無いです。

TK-FBP013BKを購入

ノートPC形態で画面を固定する方法も検討しましたが、どうも今ひとつだったので小型のBluetoothキーボードを購入する事にしました。ちょうど板タブの左手用デバイスのような感じでしょうか。

TK-FBP013BK。サイズ比較用にSDカードと並べています。

購入したのはELECOMのTK-FBP013BK。カラーは黒と白(TK-FBP013WH)の二種類ですが白色は既に生産終了。
日本語83キー配列で、幅221.2×奥行99.0mmの超小型。
ゲーム機向けを謳ったTK-GMFBP013BKという製品もありますが、仕様や型番から推測するにTK-FBP013とほぼ同じ物のようです。(TK-FBP013もPlayStation 3に公式対応しています。)
また、私の2760pは廉価版の為Bluetoothが非搭載なのでUSB接続のBluetoothアダプター経由で接続しています。

TK-FBP013BKレビュー

奥行きが短いのでタブレットの前後に配置しても場所をとりません。

キーの配列。競合製品と異なり半角/全角、変換、無変換、カタカナ、ファンクションキー(F1-F12)がちゃんと付いています。

裏面。滑らないように4隅にゴム足が付いています。

電池ケース部分の蓋は外れるタイプなので紛失に注意。

スイッチは長期間使用しない時用の電源スイッチとペアリング用のボタンだけです。足を立てると少し角度を変えられます。

使用しないときには縦置き出来ます。他のエレコム製キーボードでも同様の機能がありましたが、地味に便利です。 

チャタリングの報告がAmazonや価格コムのレビューで一部あるようです。しかし一ヶ月ほど使用した現時点ではチャタリングは発生していません。
TK-FBP013BKは2009年11月に発売してから既に3年間も現行製品として販売され続けているので、仮に問題があったとしても既に改善されているのだと思います。(キーボード裏面に貼ってあったロット管理用らしき黄色いシールが気になるところではあります。)

ただ、キーの小ささに起因するtypoが多めです。私はデスクトップPCでもコンパクトキーボードを普段使いしていますが、TK-FBP013BKは特に縦方向のピッチがかなり狭いので難易度が高いです。慣れれば入力精度も多少上がるとは思いますがソフトウェアキーボードよりマシとはいえ、あまり長文を入力する用途には向きません。
今回はショートカットキーを入力する為のタブレット補助デバイスとして購入したので十分便利に使用できています。

また、TK-FBP013BKの売りの機能である複数デバイス(最大9デバイス)切り替え機能ですが、手持ちのAndroid2.3スマートフォンがHIDプロトコルに非対応で使用できず試していません。



コンパクトキーボード雑感

個人的にはコンパクトキーボードは机で邪魔にならず片手で殆どのキーが押せて好きなのですが、キーの配列が変則的だったり一部のキーが省略されている製品が多いです。

しかし標準的な109キーの配列でコンパクトなキーボードはあまり売っていないので探すのに苦労します。
というわけで私が使用しているコンパクトキーボード(FKB1424-501)を紹介します。

FKB1424-501と今回購入したTK-FBP013BKの比較。かなり小さいのですが普通の109キーボードそのままの配列になっています。

FKB1424-501はFA機器(工場のロボットとか自動組み立て機械)に繋がっているPC向けの産業用キーボードです。そのため仕様が渋めです。

FKB1424-501スペック等

・日本語109キーのテンキー付フルキーボード(標準配列)
・347×117×19mmの超小型
・日本製(富士通コンポーネント製)
・PS/2接続
・メンブレンタイプ
・キーピッチは15mm
・価格は1万円程度
・ケーブル長1.8m
・印字はレーザー刻印

以下は後継機種FKB1424-704からの推定スペックになります。

・キーストローク約1.5mm
・キー加重は約60g≒0.59N(固めで誤入力を防止)
・重量は500g前後

FKB型番なのでキーボードに定評のある富士通コンポーネント製だと分かります。

小型で薄いので板タブ(intuos 4 Mサイズ)やアーケードスティックと一緒に机に並べても場所をとりません。
プログラムをゴリゴリ書く時以外はモニタの足の上に載せています。
しかしこのFKB1424-501、最大の問題は入手製の悪さです。一時期はミスミの法人向け通販や一部の店頭でもたまに販売していたのですが、最近は殆ど見かけません。

調べてみた所、現在は後継機のmonicaFC FKB1424-704が販売されているようです。
USB接続となったので扱いやすくなり、価格も6,800円程度まで下がっています。
また、かな表示の無いキートップになりスッキリしました。その他、ケーブルが1.6mになっています。
Amazonで普通に購入できるので入手性も高いです。

スペックだけ見ると改良されてはいるのですが、カラーが気に入らないです。プレスリリースによると癒し系カラーを採用したとの事ですが、何故白色のモデルを用意しなかったのでしょうか。Amazonベストセラーでもキーボード800位以下(2012/11現在)なので明らかにターゲットの設定ミスだと思います。

とりあえずスペックからは基板以外はFKB1424-501とほぼ同じだと思われるので、万が一501が故障したら買いたいです。