VCL-ECF1 |
このVCL-ECF1はE16mm F2.8(SEL16F28)専用コンバータで、以前購入したVCL-ECU1(ワイコン)の姉妹製品にあたります。装着するとF2.8のまま10mm(35mm換算で15mm)の対角線魚眼レンズになります。
また、最短撮影距離が(撮像面からの距離で)0.24mから0.13mに短縮されます。
ちなみにマニュアルはウルトラワイドコンバーター(VCL-ECU1)と共通でした。
外観と簡易レビュー
VCL-ECF1(左)とVCL-ECU1(右) |
高さはVCL-ECF1とVCL-ECU1で同じです。レンズキャップ装着状態ではレンズフード部分の形状が若干異なるだけで印字を見ないと判別しづらいです。
付属のセミハードケース |
外寸がワイコンと同じなので付属のセミハードケースも同じ物が同梱されていました。
VCL-ECF1(左)とVCL-ECU1(右) |
レンズキャップを外すとワイコンより魚眼の方が前玉が大きい事が分かります。当然ながら魚眼とワイコンでは画角が異なるのでレンズフードの形状が異なるのですが、レンズキャップは同じ物のようです。
VCL-ECU1のレンズキャップを VCL-ECF1に装着してみたところ、全く問題なく使用できました。これでレンズキャップを無くしても同時に持ち出さなければ大丈夫です。
SEL16F28+VCL-ECU1で接写 |
冒頭にも書きましたが、SEL16F28+VCL-ECU1では最短撮影距離が撮像面から13cm(レンズ先端から約6cm)になります。
流石に魚眼レンズだけあってカメラの影が被写体に出るまで寄ってもかなり広い範囲が写ります。
上記写真は接写ですが、試しに風景も撮影してみたところ周辺も割と解像していました。ワイコン同様に専用設計のメリットがあるのか、ただのコンバータではないようです。
やっとSEL16F28とワイコン、フィッシュアイが揃って画角が16mm,12mm,10mmになったので広角側でも遊べる環境になりました。
最後に
普通に10mm F2.8の魚眼レンズを購入しようとすると最低でも6万円コースになるのですが、VCL-ECF1なら一万円程度の追加投資で本格的な対角線魚眼での撮影が楽しめます。(ベースのSEL16F28と合わせても2万円ちょっと)
ただし魚眼レンズはかなり広い範囲が撮影出来る反面、余計な物も写り込みやすいので扱いが難しいです。また所謂特殊レンズなのでそれほど使用頻度もありません。
魚眼レンズに興味はあるけど無駄金になりそうで躊躇っていた方にはお勧めです。
関連記事
NEX-5N用にウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1を購入