(2014/04/11更新、v2.10準拠)
logoGuilloのオプション一覧です。
*詳細が各バージョンのリリースノート中にも含まれている場合があります。
*2.05での隠しオプションも含んでいます。
[引数について]
f : 小数
n : 整数
"path" : ファイルへのフルパス
***以下、オプション一覧です***
[検出パラメータ調整モード専用オプション]
検出パラメータ調整モードの専用オプションです。
-autoTune "path"
(必須オプション)(検出パラメータ調整モード)(v1.00-)
ロゴ検出パラメータの自動調整に使用する参考フレームリストを指定します。
このオプションを使用することで検出パラメータ調整モードになります。
-dtcFuncB
-JOEX
(検出パラメータ調整モード) (v2.03-)
ロゴ検出に別のアルゴリズムを使用します。JOEX(テレビ朝日)や不透明ロゴ等が検出可能です。
通常の設定でロゴが検出出来ない場合に使用して下さい。
[Avisynth設定オプション]
logoGuilloの動作に必要なAvisynth関係の設定を行うオプションです。
-avs2x "path"
(必須オプション)(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.00-)
使用するavs2yuv又はMOD(avs2yuv.exe/avs2pipe.exe/avs2pipemod.exe)のフルパスを指定します。
種類の判別はファイル名で行います。
-avsPlg "path"
(必須オプション)(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.00-)
(v2.05-) DGDecode.dll 対応
(v2.07b-) LSMASHSource.dll 対応
(v2.10-) AVSファイル / DirectShow Filter 対応
Avisynthで使用する入力プラグイン(m2v.vfp/DGDecode.dll/ffms2.dll/LSMASHSource.dll / USE_AVS / USE_DSF)のフルパスを指定します。
AVSファイルを開く場合は付属のUSE_AVSを指定します。
DSF経由で読み込む場合は
付属のUSE_DSFを指定します。
種類の判別はファイル名で行います。
*AVS/DSFを使用する際の注意事項は2.10のリリースノートをご覧下さい。
-wsharp "path"
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.05-)
Avisynthで使用するプラグイン(warpsharp.dll)のフルパスを指定します。
Avisynthのプラグインのオートローディングが正常に動作しない環境で、明示的にwarpsharp.dllのパスを指定します。
入力にm2v.vfpを使用する際にLoadAviUtlInputPluginが見つからないとのエラーが出る場合に使用して下さい。
通常は指定する必要はありません。
[入力オプション]
処理対象の動画や検出するロゴに関連する設定を行います。
-lgd "path"
(必須オプション)(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v1.00-)
ロゴ検出に使用するロゴデータのパスを指定します。
-prm "path"
(必須オプション)(CMカットモード)(v2.00-)
ロゴデータに対応する検出パラメータファイルを指定します。
-cutMrgIn n
(CMカットモード)(v1.00-)
CM終了後、ロゴが表示されるまでのフレーム数(n >= 0)を指定します。
通常は検出パラメータ調整時に自動的に設定されるので、不具合がない限り使用する必要はありません。
*シーンチェンジ検出を使用する場合は理想値より1,2フレーム程度少ない値を指定してください。
(デフォルト値:検出パラメータ調整時に自動設定)
-cutMrgOut n
(CMカットモード)(v1.00-)
ロゴが消えてからCM開始までのフレーム数(n >= 0)を指定します。
通常は検出パラメータ調整時に自動的に設定されるので、不具合がない限り使用する必要はありません。
*シーンチェンジ検出を使用する場合は理想値より1,2フレーム程度少ない値を指定してください。
(デフォルト値:検出パラメータ調整時に自動設定)
-video "path"
(必須オプション)(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.00-)
入力する動画を指定します。
-fldOdr top
-fldOdr bottom
-fldOdr unknown
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.00-)
入力する動画のフィールドオーダーを指定します。通常は使用する必要はありません。
(デフォルト値:unknown)
-fps f
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.05-)
入力する動画のフレームレート(frame/sec)を指定します。
デコーダーの報告するフレームレートが出力するビデオと異なる場合に使用します。
通常は使用する必要はありません。
29.97fpsを指定すると厳密な値(30000/1001)fpsに自動補正されます。
同様に以下のfpsを指定した場合も補正されます。
(23.98/25.00/29.97/30.00/50.00/59.94/60.00fps)
-fpsChg f
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.09-)
入力する動画のフレームレート(frame/sec)を指定して強制変換します。
内部でAvisynthのChangeFPS(Linear=true)が呼び出され、実際にフレームレート変換が行われます。
通常は使用する必要はありません。
29.97fpsを指定すると厳密な値(30000/1001)fpsに自動補正されます。
同様に以下のfpsを指定した場合も補正されます。
(23.98/25.00/29.97/30.00/50.00/59.94/60.00fps)
[出力オプション]
処理結果の出力・簡単な成形処理・ログ出力に関するオプションです。
-out "path"
(必須オプション)(CMカットモード)(v1.00-)
CMカット結果の保存先を指定します。
-outFmt keyF
-outFmt trim
-outFmt avs
-outFmt chap
-outFmt chapIn
(必須オプション)(CMカットモード)(v2.00-)
CMカット結果の出力形式を指定します。
(.keyframe/Trimコマンド/.chapters.txt/.chapters.txt(開始位置のみ)/Avisynth Script)
-frameOffset n
(CMカットモード)(v2.00-)
指定したフレーム数(-999 <= n <= +999 frame)だけフレーム番号にオフセットを加えて出力します。
CMカットとエンコードを別の入力プラグインで処理する場合などに指定します。
(デフォルト値:0 frame)
-delFstBlk f
(CMカットモード)(v2.05-)
先頭ブロックの長さが指定秒数以下の場合削除します。前番組の一部が混入する事を防ぎます。
この機能はデフォルトで有効な為、無効にする場合は負の値を指定します。
(デフォルト値:4.0 sec)
-delLstBlk f
(CMカットモード)(v2.05-)
末尾ブロックの長さが指定秒数以下の場合削除します。後番組の一部が混入する事を防ぎます。
大きい値を指定するとエンドカードが削除される場合があります。
この機能はデフォルトで有効な為、無効にする場合は負の値を指定します。
(デフォルト値:3.3 sec)
-cmMode
(CMカットモード)(v2.06β-)
最終出力を単純に論理反転(NOT演算)することでCMだけを出力します。
logoGuilloが本編に対して安全側に動作する設計となっている都合上、CMが欠ける可能性が高いです。
-noLog
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)(v2.07-)
ログ出力を無効化します。以下のファイルが出力されなくなります。
・*_autoCutSummary.log //CMカット結果概要(CMカットモード)
・*_frmLvOut.csv //フレーム毎のロゴ検出値出力(CMカットモード)
・*_rawLmLvMap.csv //ロゴ検出値-輝度特性マップ(検出パラメータ調整モード)
-noChap
(CMカットモード)(v2.07-)
チャプター出力を行いません。チャプター形式以外の出力方法を選択した際、CMカット後用のチャプターファイルを出力しません。
[シーンチェンジ検出・シーン分析処理]
シーンチェンジ検出やシーン分析処理の動作に係わるオプションです。
一部の設定は変更する事でより良い結果を得られる場合があります。
-disScnChgDtc
(CMカットモード)(v2.00-)
シーンチェンジ検出を行いません。通常は選択する必要はありません。
-disInScnChg
(CMカットモード)(v2.05-)
本編とCMの切り替わりタイミングで、1フレーム内に本編とCMが混在しているかどうかの判定処理を行いません。通常はこのオプションを指定する必要はありません。
-disASCD
(CMカットモード)(v2.03-)
シーンチェンジ検出を行う際に、第2候補以降のシーンチェンジフレームを選択しません。通常は選択する必要はありません。
-agrPstFlt
(CMカットモード)(v2.05-)
積極的に本編/CMの尺やシーン分析結果を利用したポストフィルタを行ってCMカット位置の修正や高輝度CMの除去を行います。
有効にした場合は殆どのケースで精度が向上しますが、万が一誤動作した場合にはCMに隣接する高輝度の本編の一部が欠ける恐れがあります。
-disEndCardDtc
(CMカットモード)
(v2.00-)
ロゴが白飛びしたエンドカードの検出を行いません。
*このオプションは高輝度でロゴが見えなくなる局にのみ作用します。
[Dynamic Threshold Control]
番組の有効フレーム数の割合が規定値以下の場合、規定値を超えるまでロゴ検出閾値を下げる自動増感機能。
この機能は常に安全側に動作します。
デフォルトで有効の為、無効にする場合は負の割合を指定します。
-dtcThd f
(CMカットモード)
(v2.06β2-)
DTCが使用される閾値を指定
(デフォルト値:0.70)
-dtcThdAbs n
(CMカットモード)
(v2.06β2-)
DTCが使用される閾値を秒で指定(内部で割合に自動で変換される)
-dtcStep f
(CMカットモード)
(v2.06β2-)
DTCの閾値変更ステップを指定します。通常は変更する必要はありません。
(デフォルト値:0.0125)
[字幕によるロゴ検出補完機能]
字幕データを使用する事でロゴ検出結果を補完し精度を向上させる機能に関するオプションです。
-disSrtAst
(CMカットモード)
(v2.05-)
字幕データ(*.srt)を読み込んで、ロゴ検出結果を補完する機能を無効にします。
字幕データによる補完機能は常に安全側に動作する為、不具合が発生しない限りは無効にする必要はありません。
-srtMrg f
(CMカットモード)
(v2.06β2-)
字幕表示期間の前後の無視する期間を指定します。
(デフォルト値:0.4 sec)
-srtGap f
(CMカットモード)
(v2.06β2-)
字幕表示期間の隙間を埋める上限。設定したい値に、さらにsrtMrg*2を加算した値を設定して下さい。
(デフォルト値:15.0 sec)
[字幕によるNGワード&PSワード処理]
字幕データを使用してキーワードマッチングによる出力結果のポスト処理を行います。v2.06βのリリースノートも合わせて参照して下さい。
-ngwDsp "path"
(CMカットモード)
(v2.06β-)
指定されたリスト内のNGワードが含まれる字幕が表示される期間を削除する
-ngwGap f
(CMカットモード)
(v2.06β-)
NGワード間の短いギャップを埋めて処理する閾値を設定(-ngwGap f)
(デフォルト値:30.0 sec)
-ngwMrg f
(CMカットモード)
(v2.06β-)
NGワードの表示期間を前後に延長処理する長さを設定
(デフォルト値:1.0 sec)
-pswBlk "path"
(CMカットモード)
(v2.06β-)
指定されたリスト内のPSワードが含まれる本編のブロックを抜き出します。複数のブロックで一致した場合は、複数抜き出されます。一致する本編がない場合はそのまま加工しません。
[無音フレーム情報の読み込み]
無音フレームのリストを読み込む事でシーンチェンジの検出精度を向上させます。v2.08betaのリリースノートも合わせて参照して下さい。
-useSil "path"
(CMカットモード)
(v2.08beta-)
無音フレームリストのフルパスを指定します。シーンチェンジの検出精度が向上します。
・フレームリストの形式はlogoGuilloの*.keyframe形式での出力と同等
・シーンチェンジ検出が有効である必要があります。
-silRawFmt
(CMカットモード)
(v2.08beta-)
無音フレームリストのフォーマットが無音フレーム番号の列挙形式(1行1フレーム)の場合に指定します。
-silMrg n
(CMカットモード)
(v2.08beta-)
無音フレームリストの無音区間を指定フレーム数だけ前後に拡張します。 -silMinの後に処理されます。
(0-9999、デフォルト:1)
-silMin n
(CMカットモード)
(v2.08beta-)
指定された値未満の長さの無音区間を無視します。
-silMrgより先に処理されます。
(0-9999、デフォルト:4)
[外部フレームリストとの論理演算]
-extOR "path"
-extAND "path"
-extNOR "path"
-extNAND "path"
-extXOR "path"
(CMカットモード)
(v2.06β-)
logoGuilloの最終出力と、指定されたパスの外部フレームリストとの論理演算を行います。
・論理演算の種類は5種類(OR/AND/NOR/NAND/XOR)
・フレームリストの形式はlogoGuilloの*.keyframe形式での出力と同等
・フレーム番号が負の値の場合は総ビデオフレーム数に置き換えられる
・複数指定した場合は引数の記述順に処理される(最大8個)
[基本機能の内部定数の変更用]
基本動作に係わるパラメータを変更します。通常は使用する必要はありません。
-cmMinGran f
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)
(v2.05-)
CMの最小粒度(sec)を設定します。通常は変更する必要はありません。
短くすると本編が欠けやすくなります。長くすると余分なCMが本編に追加されやすくなります。通常はCMの基本単位である15(sec)の倍数より少し短い長さを設定します。
(デフォルト値: 14.9 sec 又は 29.8 sec 、自動切り替え )
-prgMinGran f
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)
(v2.05-)
本編の最小粒度(sec)を設定します。通常は変更する必要はありません。
短くするとCMが本編と見なされやすくなります。長くするとエンドカードなどの短い本編を取りこぼしやすくなります。CMの最小粒度に比べ、本編の最小粒度を変更するメリットは殆どありません。
(デフォルト値: 1.6 sec)
-fstStep n
(CMカットモード) (v2.05-)
初回読み込み時の間隔(frame)を設定します。 通常は変更する必要はありません。
logoGuilloはCMと本編を判別する為、動画を読み込んで分析する処理を2段階で行っています。Phase1で大まかに、Phase2で詳細な分析をしています。このオプションを使用する事でPhase1でのフレームの読み込み間隔を変更できます。
エンドカードや次回予告、提供等の短い本編が無い番組(映画やバラエティ、ニュース等)ではある程度大きな値にする事で、Phase1での処理の高速化が期待できます。但し、極端に大きい値を設定した場合はPhase2での処理時間が増加したり、-strict オプションを併用しないと不正な結果になる可能性があります。
また、15の倍数を指定すると毎回特定位置のB/Pフレームのみ読み込むケースもあり得る為、何らかの影響が出る可能性があります。
(デフォルト値: 57 frame)
-strict
(CMカットモード)
(v2.00-)
より詳細な探索を行います。
通常は有効にする必要はありません。
ロゴの表示期間が数秒程度の本編の検出精度が向上する場合がありますが、処理時間が増加します。
このオプションは高輝度でロゴが見えなくなる局では自動的に適用されます。
-disSSE3
(CMカットモード/検出パラメータ調整モード)
(v2.03-)
SSE3以降の拡張命令を使用しません。通常は使用する必要はありません。
処理速度が低下するため、不具合が発生した場合のみ指定して下さい。