2020/10/22

Google Pixel 5を購入したので初期不良の疑いで盛り上がっている画面と筐体の隙間を実測してチェックした

Pixel 5を購入

2020/10/15に日本国内で発売したGoogle Pixel 5をGoogle公式ストアで予約して手に入れました。価格が約7.5万なのでコストパフォーマンスは微妙な気もしますが、CPUが765Gでそこそこ速く、RAM8GBでかなり余裕があり、90HzのOLEDでレスポンスが良く、3年間のセキュリティアップデートが提供されるので購入してみました。


画面の隙間が初期不良の疑いで盛り上がる

5GとAndroid11以外に目立つ部分は無いものの筐体もコンパクトに軽く纏まっていて動きもサクサクで使いやすく結構満足していたのですが、XDAを中心に画面と本体の間に隙間があり、「不良品ではないか?」「IPX8の防水性は大丈夫なのか?」といった点で盛り上がっているようです。

xda-developers.com:Some Pixel 5 owners are reporting a gap between the display and the body

9to5google.com:Some early Pixel 5 buyers are seeing a small gap between the display and frame

画面の隙間を実測してみる

確かに自分の端末も少し隙間開いてる気もするけど、こんなもんじゃないのかな?とは思いましたが、念のため実測してチェックすることにしました。

以下に確認結果を記載しますが、1個人がGoogle公式ストアで購入した1端末での簡易測定結果ですので、あくまでも一つの事例として参考程度に見てください。

測定画像。詳しくは後程。

Pixel5自体はこの記事ではレビューしませんので外観だけ。

Pixel 5外観。

まずは端末側面の画面の隙間からチェックしていきます。
撮影機材はホーザン(HOZAN) の実体顕微鏡L-46(接眼レンズ無し)+専用ワイコン(L-57-0.5)+Eマウント接眼アダプタ(詳細不明、Amazonリンク先は似た物)+NEX-5Nによる直焦点撮影です。


右側面の電源ボタン付近。ほぼ隙間なし。

左側面のSIMスロット付近。こちらもほぼ隙間なし。

筐体側面にはほぼ隙間は見られませんでした。肉眼でも隙間があるようには見えません。

次は四隅の隙間を調べます。被写界深度が浅くて見づらいですが、確かに微妙に隙間はあり白背景でみると肉眼でも隙間が視認できます。

右下。ほとんど隙間はありません

左下。こちらもほとんど隙間なし。

右上(背面カメラのほう)。隙間なしと言えそうですが、下側と比べると若干隙間が広いかもという程度。

左上(インカメラのほう)。あまり隙間は空いていませんが、4か所の中では一番隙間が広いです。

左上(インカメラのほう)が最も画面と筐体の隙間が広かったです。XDAの書き込みでも「インカメラ周辺の浮きが酷い」といったものがあったので、インカメラ辺りの浮きが大きめの傾向のようです。

スケールがプラ製なのでいまいちですが、一番隙間が広かったインカメラ部分を測ってみます。
定規と比較。
被写界深度が浅くて見づらいですが画面側のガラスの筐体側のエッジが面取りされています。(画像のオレンジ線で輪郭を示しています)この面取りのせいで余計に隙間が空いているように見えてしまっている面もあるかと思います。
ガラスの面取り部分を除いた、筐体のアルミと突き合わせるフラットな部分と、筐体との隙間は定規の黒線よりも細いです。画像から計算すると概ね150um±50umぐらいの隙間でしょう(多分)。

測定結果とまとめ
私の買った個体は最も隙間が大きい部分でも0.2mm以下の隙間しか開いていませんでした。この程度であれば(端末の価格帯から言えば見た目的に微妙ですが)組み立ての公差内で問題ないんじゃないでしょうか。とは言えXDAに投稿されている画像を見ると、0.5㎜とか開いていそうなものもありますので、結構な個体差がありそうです。買った人は一応チェックしておいたほうが良いです。

とりあえず暫くはGoogle公式から不具合や初期不良なのか、防水性に問題ないのか、といった情報発表がないか注意しておきたいと思います。

※画面の保護フィルムはミヤビックスのフィルムを買いました。発売日前から売っていましたがサイズはぴったりです。