今までのPCサウンドデバイス
今まではレイテンシやプチノイズを嫌ってUSB-DACではなく内蔵デバイスを選択してきました。
ONKYO SE-150PCI(Expressじゃない昔の32bit PCIカード):2004年発売
・Wolfson WM8716+VIA Envy24HT
・アナログステレオ再生(ライン出力)に特化したサウンドカード。
・たまにドライバがおかしくなって再起動するまでビープ音しか出なくなることがある。
・高音質で結構気に入ってたので長いこと使用していましたが、マザボからPCIスロットが無くなったので廃棄。
ASUS Z97-PRO(オンボード):2014年発売
・Realtek ALC1150
・Socket 478とかの頃の古いマザボのオンボードサウンドとは比べ物にならない性能。
・妥協点は十分に超えるレベルの音質なのでサウンドカードを挿すのをやめてしまいました。
MSI TRX40 PRO WIFI (オンボード):2019年発売
・Realtek ALC1220
・DACのスペックではALC1150より上なはずですが、周辺回路の設計がよくないのかZ97-PROと比べても音質が微妙に感じます。
・音声再生の開始・終了時にプチプチ・プツプツする感じのノイズが乗るときがある
搭載デバイス。MSIのマニュアルp16より引用 |
マザボのオンボードサウンドが内部USB接続になっている
なんで内蔵デバイスでUSBオーディオみたいな問題が出るのかとおもったら…
MSI TRX40 PRO WIFIのオンボードサウンドは内部でUSB接続になっていました。
Realtek USB Audioの表示 |
環境はWindows 10 64bit Pro (1919 18363.476)です。
・Realtekのサウンドドライバを更新(6.3.9600.2235)
・USB3.0の電源管理を無効にしてみる(電源の管理:電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする をOFF)
・共有モードで使用されるサンプルレートとビットの深さを変えてみる
・排他モード制御などいくつか設定を変更してみる
ALC1220で選択可能なサンプリングレート |
内蔵タイプのサウンドカードを探す
面倒なので微妙な音質のRealtek USB Audioを何とかするのは諦め、内蔵タイプのサウンドカードを買うことにしました。
もはや絶滅危惧種となったPCIExpress接続な内蔵タイプのサウンドカードを探します。有難いことに最近でもASUSとCreativeから新製品が投入されています。
※ONKYOは2013年のSE-300PCIE R2、SE-90PCI R2を最後に絶滅したようです。
どうせ買うならオンボードサウンドと同じようなカニチップのカードを買っても楽しくないので、以下の観点で現行製品を調査。
重視する点
・PCIExpress接続
・ステレオライン出力が高音質
・Realtek系より上のDACが載っている
・新しめのIC
・新しめの設計(発売があんまり古いとサポートが切られる)
・予算は2万円ぐらいまで
重視しない点
・付属品(手元操作とかヘッドフォン用のアダプタとか)は不要
・オーディオエフェクトやバーチャルサラウンドはどうでも良い
・マルチチャネル出力はどうでも良い
・ヘッドフォン出力はどうでも良い
・ゲーム向けの特殊機能(イルミネーション、ハードウェアチート)はどうでも良い
・録音機能、マイク入力やライン入力、ADCの性能はどうでも良い
(つまるところ、SE-90PCIの部品を更新してPCIExpress対応にしたような製品が欲しいのです)
候補に挙がったのか以下のデバイス達。
ASUS STRIX SOAR
・DACはESS SABRE9006Aで割と良い。
・4gamerの記事によるとUSBホストコントローラが載っている。
・実態は内部USB接続ぽい。こういう構成にするなら仕様表に書いてくれASUS…
aim SC808
・DACはWolfson WM8741GEDSで割と良さめ。
・2014年発売で古い。
・メーカーが微妙すぎる。公式サイトどこ?
ASUS Essence STX II
・DACはTI PCM1792Aで流石に古さを感じる。(悪い石じゃないですが)
・2014年発売で古い。
CREATIVE PCIe Sound Blaster Z
・DACはTI PCM1794で流石に古さを感じる。(これも悪い石じゃないですが)
・2012年発売でかなり古い。
CREATIVE Sound BlasterX AE-5
・DACはES9016で良い。
・2017年発売で新しめ。
・RGBで光る機能は不要。
CREATIVE Sound BlasterX AE-7
・DACはES9018で良い。
・2019年発売で新しい。
・AE-5との差は少ない割には不要な付属品などで割高。
CreativeのSound BlasterX AE-5を購入、レビュー
AE-7とAE-5で悩みましたが、AE-5を選択。以下レビューです。
AE系のサウンドカードの注意点としては、ボード上のステレオ出力用の高音質外部DACから出力するダイレクトモードではサウンドエフェクトが適用されなくなる事ですが、ステレオ出力のためだけに買ったので問題ありません。
カラーの化粧箱。中の梱包も丁寧でした。
外観はシンプルです。入力端子は左から、Line In / Mic In、Headphone、Front (L/R)、Rear (L/R)、Center / Subwoofer、Optical Out。
ステレオライン出力のみ使用したいので真ん中のFront (L/R)端子だけに接続します。
ヘッドフォン端子だけはケースのシャーシグラウンドに落ちていません。Xampを名乗るディスクリートカスタム回路のヘッドフォンアンプが売りなのでグラウンドも分離されているのでしょうか。ディスクリートと言えば市場の受けは良いのでしょうが、ヘッドフォンアンプみたいな小電力な回路をディスクリートにするメリットよりバラツキとかループが長くなるとかのデメリットのほうが心配です…。
カバーはメタルですがスカスカな上に接地も適当で完全に飾りです。EMIシールドとしてはほとんど機能していないと思います。
ボード裏面は謎の意匠シルクパターンが印刷されています。
サイドにはLEDテープ用のコネクタ、LED用の電源端子、フロントパネル用のオーディオ端子があり。
フロントパネルとLEDはノイズ源になりそうなので接続しません。電源端子はLED点灯用らしいですが必須とも不要とも記載がないので一応給電しておきます。
付属品はRGB-LEDテープとコネクタのみ。LEDテープは磁石がついていてケースに張り付けられるようになっています。
PCに装着して起動。LEDテープをつけなくても本体のLEDが点灯してます。
早速公式サイトからSound Blaster Connectをダウンロードしてインストールしましたが、
まともに音が出力されません。Sound Blaster Connectを操作中にフリーズ、音声再生中にフリーズします。再起動すると一時的には治りますが15分も持ちません。
ドライバ更新してみたり散々試行錯誤した結果…
AE-5をTRX40チップセットから出ているPCIExpress 3.0 x1スロットに挿していると正常動作しないようです。
根本的なIC間の相性か、発売したばかりなTRX40マザボのBIOSの問題かはわかりませんが、別のポートに挿すことにします。
MSI TRX40 PRO WIFIには5本のスロットがあります。
・PCIExpress 4.0 x16が4つ(CPUに直接接続、2番目と4番目はx8接続)
・PCIExpress 3.0 x1が1つ(TRX40経由で接続)※ここに挿したらダメでした
一番CPU側のスロットはGPUに使用しているので、電源やGPUとのエアフローの兼ね合いで3番目のx16帯域のスロットに装着。これでAE-5がThreadripper 3970XのPCIExpressに直接接続されます。
PCIExpress 4.0 x16に1.0 x1のサウンドカード挿すとか浪費ですね。
その後、ドライバやら制御ソフトやらを入れたりしたところ、結果的に正常動作させることができました。
AE-5をThreadripper環境で使用するならCPUから生えてるPCIExpressに挿すのを推奨します。
TRX40の実デバイスはRyzenかThreadripperのIODと同じはずなので、物理的な相性ならCPUのPHYに接続したところで駄目そうですが、正常に動いたので未成熟なBIOS側のソフト的な問題だった可能性があります。
まぁ初期不良ではなかったし、とりあえず動いたのでこれ以上の解析はせずに良しとします。(人柱感)
AE-5のドライバの安定性に関しては、発売直後は悪かったようですが現時点では問題ない品質かと思います。
参考用に正常に動作できた際の環境やソフトウェア、ドライババージョンを記載しておきます。
MSI TRX40 PRO WIFI
7C60v21(AMD AGESA Code 1.0.0.2)
拡張スロット
PCIExpress 4.0 x16(CPUから3番目)
Ryzen Threadripper 3970X直接接続
Sound Blaster Command
3.4.56.0
Sound BlasterX AE-5 Driver(& Sound Blaster Audio Controller Driver)
6.0.105.50
Windows 10 Pro
1909(18363.476)
Sound Blaster Commandについて
元々のAE-5の制御用のソフトはSound Blaster Connectですが、実はAE-7、AE-9用に登場した制御ソフトSound Blaster Commandの3.4.38.00以降が使用できます。
ただし、RGB-LEDとScout Radarの制御はまだ未対応のようです。(特に困りませんが)
>Support Sound BlasterX AE-5
>Does not support RGB lighting control and Scout Radar*
>* RGB control and Scout Radar can still be accessible from SB Connect software
2019/12/13時点では日本向けサイトにはSound Blaster Connectのほうしか置いてませんが、AE-5対応のSound Blaster Commandは英語版のサイトからは入手可能です。
またSound Blaster Commandの画面から、Command自体とドライバの最新バージョンを確認、インストールすることが可能です。
今後はSound Blaster Commandに一本化されるとすると、Sound Blaster Connectのほうの保守は期待できませんのでCommandのほうを使う事にしました。
AE-5@Sound Blaster Commandの設定
最低限必要なステレオライン出力のみ接続してます。
また、スピーカー出力以外のAE-5の入出力デバイスはWindowsのサウンドデバイスの管理から無効化しています。
・アウトプット:スピーカー(ダイレクトステレオ)
・ダイレクトモード:ON
※ダイレクトモードにしないと低音質なSound Core3Dの内蔵DACが使用されてしまい意味がありません。
・フィルター:ファストロールオフ(デフォルト)
※恐らくES9016のデジタルフィルタ設定。
※ファストロールオフ/スローロールオフ/ミニマムフェイズ が選択可能。
・オーディオクオリティ:32bit,192kHz
※ダイレクトモードでは384kHzまで選択可能ですが、一部の非対応ソフト(MPC-HC)で音声が出力されなくなるため192kHzを選択。手持ちの音源も96kHzまでしかないので実用上は問題ないです。
・スピーカー:音量 約50%(デフォルト)
ダイレクトモードではエフェクト関係は無効ですが一応手動でOFF設定。
・SBXプロファイル:OFF
・イコライザー:OFF
・Scout Mode:OFF
再生環境が完成
ゲーム関係のDiscordボイスチャットとかゲーム音とか外部入力の音声はオンボとUSBヘッドセットに任せ、AE-5にはステレオ出力以外の余計なものを接続しないようにしています。
ヘッドフォン:オーディオテクニカ ATH-A2000X
・高音質で装着感も良好、高音域が得意なヘッドフォン。インピーダンスは42Ωで低め。
※後継品はART MONITOR ATH-A2000Zです。
ヘッドフォンアンプ:自作
・LME49860+LME49600&DCサーボ回路+セレクタ+ポップノイズ防止回路+DC電源
・低インピーダンスHP専用設計
※大体の市販のヘッドフォンアンプは600Ωとかのヘッドフォンに対応しているので、オーテクとかの低インピーダンス系のヘッドフォンに使用するとボリューム少し上げるとすぐ爆音になったりホワイトノイズが聞こえたりする場合があるので大昔に製作。今となっては設計・製造上作り直したい部分もありますが続投。
※もちろん物理スイッチで切り替え式のものも市販されてます(高いけど)
・USB接続なヘッドセット。音質は値段以下。でも軽いので許す。
HDMIオーディオスプリッタ:FOSPOWER 4入力2出力セレクタ+音声出力(アナログ&光)
・たまに機嫌が悪くなる中華の安物。詳細スペック不明。
AE-5の感想とか
特に測定機材もないので単なる感想の域を出ませんが、オンボよりかなり音質が改善しました。明らかに分解能が上がって音同士が変に混ざらなくなりました。
これでオンボのUSBオーディオで再生開始時にブチブチノイズが出る問題もなくなり、音質的にもATH-A2000Xの実力が引き出せるようになったと思います。
PCIExpress接続の内蔵サウンドカードの選択肢はかなり減りましたが、まともな音質の製品は今でも入手可能でした。
ONKYOもESS ES9038PRO(+まともなドライバソフト)でも搭載したSE-90PCIの後継品を作って戻ってきてくれると楽しいのですが…
・DACはESS SABRE9006Aで割と良い。
・4gamerの記事によるとUSBホストコントローラが載っている。
・実態は内部USB接続ぽい。こういう構成にするなら仕様表に書いてくれASUS…
aim SC808
・DACはWolfson WM8741GEDSで割と良さめ。
・2014年発売で古い。
・メーカーが微妙すぎる。公式サイトどこ?
ASUS Essence STX II
・DACはTI PCM1792Aで流石に古さを感じる。(悪い石じゃないですが)
・2014年発売で古い。
CREATIVE PCIe Sound Blaster Z
・DACはTI PCM1794で流石に古さを感じる。(これも悪い石じゃないですが)
・2012年発売でかなり古い。
CREATIVE Sound BlasterX AE-5
・DACはES9016で良い。
・2017年発売で新しめ。
・RGBで光る機能は不要。
CREATIVE Sound BlasterX AE-7
・DACはES9018で良い。
・2019年発売で新しい。
・AE-5との差は少ない割には不要な付属品などで割高。
CreativeのSound BlasterX AE-5を購入、レビュー
AE-7とAE-5で悩みましたが、AE-5を選択。以下レビューです。
AE系のサウンドカードの注意点としては、ボード上のステレオ出力用の高音質外部DACから出力するダイレクトモードではサウンドエフェクトが適用されなくなる事ですが、ステレオ出力のためだけに買ったので問題ありません。
カラーの化粧箱。中の梱包も丁寧でした。
外観はシンプルです。入力端子は左から、Line In / Mic In、Headphone、Front (L/R)、Rear (L/R)、Center / Subwoofer、Optical Out。
ステレオライン出力のみ使用したいので真ん中のFront (L/R)端子だけに接続します。
ヘッドフォン端子だけはケースのシャーシグラウンドに落ちていません。Xampを名乗るディスクリートカスタム回路のヘッドフォンアンプが売りなのでグラウンドも分離されているのでしょうか。ディスクリートと言えば市場の受けは良いのでしょうが、ヘッドフォンアンプみたいな小電力な回路をディスクリートにするメリットよりバラツキとかループが長くなるとかのデメリットのほうが心配です…。
カバーはメタルですがスカスカな上に接地も適当で完全に飾りです。EMIシールドとしてはほとんど機能していないと思います。
ボード裏面は謎の意匠シルクパターンが印刷されています。
サイドにはLEDテープ用のコネクタ、LED用の電源端子、フロントパネル用のオーディオ端子があり。
フロントパネルとLEDはノイズ源になりそうなので接続しません。電源端子はLED点灯用らしいですが必須とも不要とも記載がないので一応給電しておきます。
付属品はRGB-LEDテープとコネクタのみ。LEDテープは磁石がついていてケースに張り付けられるようになっています。
PCに装着して起動。LEDテープをつけなくても本体のLEDが点灯してます。
早速公式サイトからSound Blaster Connectをダウンロードしてインストールしましたが、
まともに音が出力されません。Sound Blaster Connectを操作中にフリーズ、音声再生中にフリーズします。再起動すると一時的には治りますが15分も持ちません。
ドライバ更新してみたり散々試行錯誤した結果…
AE-5をTRX40チップセットから出ているPCIExpress 3.0 x1スロットに挿していると正常動作しないようです。
根本的なIC間の相性か、発売したばかりなTRX40マザボのBIOSの問題かはわかりませんが、別のポートに挿すことにします。
MSI TRX40 PRO WIFIには5本のスロットがあります。
・PCIExpress 4.0 x16が4つ(CPUに直接接続、2番目と4番目はx8接続)
・PCIExpress 3.0 x1が1つ(TRX40経由で接続)※ここに挿したらダメでした
MSIのマニュアルp21より引用 |
PCIExpress 4.0 x16に1.0 x1のサウンドカード挿すとか浪費ですね。
その後、ドライバやら制御ソフトやらを入れたりしたところ、結果的に正常動作させることができました。
AE-5をThreadripper環境で使用するならCPUから生えてるPCIExpressに挿すのを推奨します。
TRX40の実デバイスはRyzenかThreadripperのIODと同じはずなので、物理的な相性ならCPUのPHYに接続したところで駄目そうですが、正常に動いたので未成熟なBIOS側のソフト的な問題だった可能性があります。
まぁ初期不良ではなかったし、とりあえず動いたのでこれ以上の解析はせずに良しとします。(人柱感)
AE-5のドライバの安定性に関しては、発売直後は悪かったようですが現時点では問題ない品質かと思います。
参考用に正常に動作できた際の環境やソフトウェア、ドライババージョンを記載しておきます。
MSI TRX40 PRO WIFI
7C60v21(AMD AGESA Code 1.0.0.2)
拡張スロット
PCIExpress 4.0 x16(CPUから3番目)
Ryzen Threadripper 3970X直接接続
Sound Blaster Command
3.4.56.0
Sound BlasterX AE-5 Driver(& Sound Blaster Audio Controller Driver)
6.0.105.50
Windows 10 Pro
1909(18363.476)
Sound Blaster Commandについて
元々のAE-5の制御用のソフトはSound Blaster Connectですが、実はAE-7、AE-9用に登場した制御ソフトSound Blaster Commandの3.4.38.00以降が使用できます。
ただし、RGB-LEDとScout Radarの制御はまだ未対応のようです。(特に困りませんが)
>Support Sound BlasterX AE-5
>Does not support RGB lighting control and Scout Radar*
>* RGB control and Scout Radar can still be accessible from SB Connect software
2019/12/13時点では日本向けサイトにはSound Blaster Connectのほうしか置いてませんが、AE-5対応のSound Blaster Commandは英語版のサイトからは入手可能です。
またSound Blaster Commandの画面から、Command自体とドライバの最新バージョンを確認、インストールすることが可能です。
今後はSound Blaster Commandに一本化されるとすると、Sound Blaster Connectのほうの保守は期待できませんのでCommandのほうを使う事にしました。
AE-5@Sound Blaster Commandの設定
最低限必要なステレオライン出力のみ接続してます。
また、スピーカー出力以外のAE-5の入出力デバイスはWindowsのサウンドデバイスの管理から無効化しています。
・アウトプット:スピーカー(ダイレクトステレオ)
・ダイレクトモード:ON
※ダイレクトモードにしないと低音質なSound Core3Dの内蔵DACが使用されてしまい意味がありません。
・フィルター:ファストロールオフ(デフォルト)
※恐らくES9016のデジタルフィルタ設定。
※ファストロールオフ/スローロールオフ/ミニマムフェイズ が選択可能。
・オーディオクオリティ:32bit,192kHz
※ダイレクトモードでは384kHzまで選択可能ですが、一部の非対応ソフト(MPC-HC)で音声が出力されなくなるため192kHzを選択。手持ちの音源も96kHzまでしかないので実用上は問題ないです。
・スピーカー:音量 約50%(デフォルト)
ダイレクトモードではエフェクト関係は無効ですが一応手動でOFF設定。
・SBXプロファイル:OFF
・イコライザー:OFF
・Scout Mode:OFF
再生環境が完成
ゲーム関係のDiscordボイスチャットとかゲーム音とか外部入力の音声はオンボとUSBヘッドセットに任せ、AE-5にはステレオ出力以外の余計なものを接続しないようにしています。
ヘッドフォン:オーディオテクニカ ATH-A2000X
・高音質で装着感も良好、高音域が得意なヘッドフォン。インピーダンスは42Ωで低め。
※後継品はART MONITOR ATH-A2000Zです。
ヘッドフォンアンプ:自作
・LME49860+LME49600&DCサーボ回路+セレクタ+ポップノイズ防止回路+DC電源
・低インピーダンスHP専用設計
※大体の市販のヘッドフォンアンプは600Ωとかのヘッドフォンに対応しているので、オーテクとかの低インピーダンス系のヘッドフォンに使用するとボリューム少し上げるとすぐ爆音になったりホワイトノイズが聞こえたりする場合があるので大昔に製作。今となっては設計・製造上作り直したい部分もありますが続投。
※もちろん物理スイッチで切り替え式のものも市販されてます(高いけど)
・USB接続なヘッドセット。音質は値段以下。でも軽いので許す。
HDMIオーディオスプリッタ:FOSPOWER 4入力2出力セレクタ+音声出力(アナログ&光)
・たまに機嫌が悪くなる中華の安物。詳細スペック不明。
AE-5の感想とか
特に測定機材もないので単なる感想の域を出ませんが、オンボよりかなり音質が改善しました。明らかに分解能が上がって音同士が変に混ざらなくなりました。
これでオンボのUSBオーディオで再生開始時にブチブチノイズが出る問題もなくなり、音質的にもATH-A2000Xの実力が引き出せるようになったと思います。
PCIExpress接続の内蔵サウンドカードの選択肢はかなり減りましたが、まともな音質の製品は今でも入手可能でした。
ONKYOもESS ES9038PRO(+まともなドライバソフト)でも搭載したSE-90PCIの後継品を作って戻ってきてくれると楽しいのですが…