大分前ですが、SONY NEX-5Nの電源スイッチを自分で修理した際の内容です。
NEX-5Nの電源スイッチが壊れた
NEX-5Nがいつの間にか電池が空になっている事が多々あり(必ず発生する訳ではない)、バッテリーが寿命になったのかと思っていました。しかしバッテリーが膨らんでいる様子はありませんし、連続して使用している際の電池の減りにも違和感はありません。
よくよく調べたところ、どうも電源OFFにしているのに勝手に電源が入ってしまいバッテリーがなくなっているようでした。
自分で修理する
購入してから5,6年以上は経っていて保証はとうの昔に切れているので、自分で修理してみることにしました。
※当然ですが分解すればメーカーの保証はなくなりますし、壊れたり感電したり燃えたり危険な場合もありますので推奨しません。
NEX-5Nの分解
当たり前ですが電池を外してから1時間以上経ってから分解開始します。
まず電源スイッチにアクセスするため、上部パネルを外します。電池室内、外付けフラッシュ用のコネクタ付近、筐体側面の4つのネジを外せば、上部パネルを外すことが出来ました。(銀色のネジが電池室内のネジです)
シャッターボタン近くのFPC(フレキシブル基板)上に実装されたトグルスイッチが、上部パネルの電源スイッチ(黒い回転部品)に押されてONOFFする構造になっています。
どうもここが長年の使用で摩耗してきてスイッチが半端な位置で引っかかる場合があり、偶に勝手に電源ONOFFしてしまう状態になっていたようです。
修理する
とりあえずスイッチ周辺をエタノールで清掃します。
また、上部パネルの黒い部品も取り外して清掃します。この部品は誤組み込み対策のためか点対称の形状になっていたので、元々付いていた向きと180度反転させて組み込んで摩耗していない側をスイッチと当たるようにしてやります。
念のため黒い部品とスイッチの摺動する部分にシリコングリスを給油して滑らかに動作するようにしました。
最後に、元のように組み直して完成です。
直った
修理完了後、勝手に電源がONになる現象は無くなりました。
修理してから1年以上は経ちましたが、特に異常もなく使用できているので上手くいったようです。