*当記事には法律に関する記載がありますが、当方は専門家ではない為誤認識や推測が含まれる場合があります。
2012年10月1日より著作権法の一部を改正する法律の下記項目が施行されるようです。
・公文書管理法等に基づく利用に係る規定の整備
・技術的保護手段に係る規定の整備並びに違法ダウンロードの刑事罰化に係る規定の整備(の一部)
参考:平成24年通常国会 著作権法改正について(文化庁)
PCでの録画に関する技術や開発には以下の項目が関係していると思われます。
・技術の開発又は実用化のための試験の用に供するための利用
・著作権等の技術的保護手段に係る規定の整備
しかし一体何が違法で何が合法なのかは私には判別できませんでした。とはいえ何もしない訳にはいきませんのでLoggia Logic(当サイト)においては以下の対応を行いました。
・一部ソフトウェアに関する記述の削除
・一部表現の修正及び削除
*一般的な技術であるMPEG2/H264の動画処理やロゴ認識等の画像処理、BATコマンドのTips、ファイル名の成形等に関する記事や記載は残してあります。
また上記対応に加えて当方の開発環境でも9月末より大幅に縮退運転及び使用中止をする事にしました。つきましては下記内容に関する問題や不具合、Out of date等の対応は基本的に行えませんのでご了承ください。
・ロゴ検出型自動CMカットプログラム logoGuillo
・setTsTitle(TSファイル名の成形)
・その他一部の記事
上記法律の内容及び影響範囲が認識できない為に過剰な対応を行っている部分もあるとは思いますが、公序良俗と法を遵守し常に安全側に行動する為ですのでご了承下さい。
本件に関しまして未だ対応不十分な点などが御座いましたら、御手数ですがご指摘頂ければ幸いです。
Wirewriggle
2012/09/23
2012/09/18
pixyBlock
pixyBlockとは
pixyBlockはOperaのコンテンツブロック用のURLフィルタリング機能を利用して、pixiv(イラスト投稿系SNS)で特定ユーザーのサムネイル画像が表示されないようにするフリーソフトウェアです。
スクリプトとして動作するタイプではなく、Opera標準搭載のURLフィルタリング機能を使用するので軽いと思います。
pixivのユーザー数は非常に多いのですが、興味深い事にランキングや特定タグでサムネイルを非表示にしたいユーザーは大抵同じ人なのである程度の人数をブロックするだけでも大分効果があります。
処理内容
Operaでpixivのとあるユーザー(baduser)のサムネイル表示(の一つ)をブロックすると以下のようなURLがurlfilter.iniの[exclude]に追加されます。
http://i0.pixiv.net/img00/img/baduser/00000000_s.jpg=UUID:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
pixyBlockはこのURLを成形して以下のようにする事で、指定したユーザ(baduser)のサムネイル全てが表示されないようにしています。
http://*.pixiv.net/*img/baduser/*
*pixyBlock側の仕様上ではurlfilter.iniは数十万行まで対応しています。
pixyBlockはOperaのコンテンツブロック用のURLフィルタリング機能を利用して、pixiv(イラスト投稿系SNS)で特定ユーザーのサムネイル画像が表示されないようにするフリーソフトウェアです。
スクリプトとして動作するタイプではなく、Opera標準搭載のURLフィルタリング機能を使用するので軽いと思います。
pixivのユーザー数は非常に多いのですが、興味深い事にランキングや特定タグでサムネイルを非表示にしたいユーザーは大抵同じ人なのである程度の人数をブロックするだけでも大分効果があります。
処理内容
Operaでpixivのとあるユーザー(baduser)のサムネイル表示(の一つ)をブロックすると以下のようなURLがurlfilter.iniの[exclude]に追加されます。
http://i0.pixiv.net/img00/img/baduser/00000000_s.jpg=UUID:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
pixyBlockはこのURLを成形して以下のようにする事で、指定したユーザ(baduser)のサムネイル全てが表示されないようにしています。
http://*.pixiv.net/*img/baduser/*
*pixyBlock側の仕様上ではurlfilter.iniは数十万行まで対応しています。
2012/09/16
エンコード終了後に休止状態に入るか選んでから処理するBAT
エンコードに限った話ではないのですが、PCで時間の掛かる処理をBAT処理する事はよくあります。
さらに処理が完了したら自動的に休止状態に移行してくれると気軽に無人稼働出来て便利です。
しかし別作業をしながらバックグラウンドで処理する場合等、毎回休止状態に入られると都合の悪い事もあります。
という訳で始めに休止状態に入るか選択してから処理を行うBATの紹介です。
最近は電気代も高いので夏は外出中、冬は就寝中に100GFLOPSの暖房器具を稼働する事で節電できます。
BATの処理内容
1.BATを実行
2.処理完了後に休止状態に入るか選択(Yes/No)する
3.処理が実行される
4.最初にYを選択した場合は休止状態に移行する
サンプルコード
さらに処理が完了したら自動的に休止状態に移行してくれると気軽に無人稼働出来て便利です。
しかし別作業をしながらバックグラウンドで処理する場合等、毎回休止状態に入られると都合の悪い事もあります。
という訳で始めに休止状態に入るか選択してから処理を行うBATの紹介です。
最近は電気代も高いので夏は外出中、冬は就寝中に100GFLOPSの暖房器具を稼働する事で節電できます。
BATの処理内容
1.BATを実行
2.処理完了後に休止状態に入るか選択(Yes/No)する
3.処理が実行される
4.最初にYを選択した場合は休止状態に移行する
サンプルコード
エンコード関連記事一覧
著作権法改正案の施行に伴う当サイトの対応について
エンコード関連の記事が増えた為、インデックスページを作成しました。
2012/09/16までに投稿した各記事へのリンクを纏めてあります。
*下記ソフトウェアに関する記事は以下のリンクから辿って下さい。
・ロゴ検出型自動CMカットプログラム logoGuillo
・setTsTitle(TSファイル名の成形)
エンコード関連記事一覧
エンコード関連の記事が増えた為、インデックスページを作成しました。
2012/09/16までに投稿した各記事へのリンクを纏めてあります。
*下記ソフトウェアに関する記事は以下のリンクから辿って下さい。
・ロゴ検出型自動CMカットプログラム logoGuillo
・setTsTitle(TSファイル名の成形)
エンコード関連記事一覧
2012/09/15
現在運用中のx264オプション
現在運用中のエンコード環境でのx264オプションに関する記事です。
前提条件と仕様
・AVSは以前の記事に掲載した物と組み合わせて使用しています。
*別記事:現在運用中のAvisynth Scriptのマスタ
・アニメ用(実写は縮みにくく時間が掛かるのでエンコードしません)
*別記事:MPEG2を再エンコードせずにCMスキップ用チャプター&字幕付の(m2v+aac).mp4を作成する
・24fps(24000/1001 fps) CFR
・x264のバージョンはr2085 64bitを使用(しばらく更新していないので古いです)
・ハードウェア環境
CPU:Intel Core i7-860
MEM:DDR3-1333 12GB
GPU:AMD Radeon HD5850 x2
x264オプション(ソース別の設定)
*解像度・ピクセルアスペクト、fps、最大ビットレートの制限設定
*別記事:x264でビットレートを制限するメリット
【1440x1080 24fps 16:9 (地上波)】
--vbv-maxrate 17254 --vbv-bufsize 17254
--input-res 1440x1080 --sar 4:3 --fps 23.976025
【1920x1080 24fps 16:9 (BS)】
--vbv-maxrate 24576 --vbv-bufsize 24576
--input-res 1920x1080 --sar 1:1 --fps 23.976025
【1920x1080 24fps 16:9 (BS11)】
--vbv-maxrate 18432 --vbv-bufsize 18432
--input-res 1920x1080 --sar 1:1 --fps 23.976025
x264オプション(共通の設定)
*画質の設定、キーフレーム挿入頻度、マルチスレッド関係等
前提条件と仕様
・AVSは以前の記事に掲載した物と組み合わせて使用しています。
*別記事:現在運用中のAvisynth Scriptのマスタ
・アニメ用(実写は縮みにくく時間が掛かるのでエンコードしません)
*別記事:MPEG2を再エンコードせずにCMスキップ用チャプター&字幕付の(m2v+aac).mp4を作成する
・24fps(24000/1001 fps) CFR
・x264のバージョンはr2085 64bitを使用(しばらく更新していないので古いです)
・ハードウェア環境
CPU:Intel Core i7-860
MEM:DDR3-1333 12GB
GPU:AMD Radeon HD5850 x2
x264オプション(ソース別の設定)
*解像度・ピクセルアスペクト、fps、最大ビットレートの制限設定
*別記事:x264でビットレートを制限するメリット
【1440x1080 24fps 16:9 (地上波)】
--vbv-maxrate 17254 --vbv-bufsize 17254
--input-res 1440x1080 --sar 4:3 --fps 23.976025
【1920x1080 24fps 16:9 (BS)】
--vbv-maxrate 24576 --vbv-bufsize 24576
--input-res 1920x1080 --sar 1:1 --fps 23.976025
【1920x1080 24fps 16:9 (BS11)】
--vbv-maxrate 18432 --vbv-bufsize 18432
--input-res 1920x1080 --sar 1:1 --fps 23.976025
x264オプション(共通の設定)
*画質の設定、キーフレーム挿入頻度、マルチスレッド関係等
2012/09/11
人工知能超解像プログラム NeuronDoubler v3.05公開
v3.10を公開したのでそちらをご利用下さい。
人工知能超解像プログラム NeuronDoublerのv3.05を公開しました。
バージョンはマイナーチェンジですが、画質とパフォーマンスがかなり向上しました。
主な変更点(v3.03->3.05)
・学習エンジンの改良等により超解像処理の画質を向上
・各種最適化により最大で40%の処理速度向上
・メモリ管理を改善し使用メモリ量を最大数百MB削減
・ニューラルネットワークのデータサイズを若干削減
・32bit環境での動作性向上
・空きメモリの動作環境を1GB->512MBに変更
・平坦部の拡大アルゴリズムをバイキュービック法からLanczos3に変更
・縮小処理アルゴリズムを平均画素法からLanczos3に変更
・PSNRだけ稼ぐ機能を追加
・その他内部的な細かい最適化と改良
画質の向上について
人工知能超解像プログラム NeuronDoublerのv3.05を公開しました。
バージョンはマイナーチェンジですが、画質とパフォーマンスがかなり向上しました。
NeuronDoubler v3.05 |
主な変更点(v3.03->3.05)
・学習エンジンの改良等により超解像処理の画質を向上
・各種最適化により最大で40%の処理速度向上
・メモリ管理を改善し使用メモリ量を最大数百MB削減
・ニューラルネットワークのデータサイズを若干削減
・32bit環境での動作性向上
・空きメモリの動作環境を1GB->512MBに変更
・平坦部の拡大アルゴリズムをバイキュービック法からLanczos3に変更
・縮小処理アルゴリズムを平均画素法からLanczos3に変更
・PSNRだけ稼ぐ機能を追加
・その他内部的な細かい最適化と改良
画質の向上について
2012/09/09
並列処理を行うBATでエンコードやCMカットを高速化する
はじめに
エンコード等の処理を高速化する手段としてはマルチスレッド化が一般的だと思います。
しかしAvisynthでのフィルタ処理をMT等でマルチスレッド化してもそれほど効果がない場合も多く、またx264はスレッド数を増やすと(僅かですが)ファイルサイズが増加したり画質が低下したりします。
デュアルコアの時代は簡単にCPUを使い切る事ができましたが、最近のCPUでは8スレッドや12スレッドを実行できるのでスレッドを埋めるだけでも大変です。
そこで、古典的ですがメモリやHDD等のリソースの限り何本も同時に処理する事で高速化を図ります。一本あたりのスレッド数を極端に増やす必要がないので効率が良いです。またlogoGuillo等のシングルスレッドアプリも高速化します。
では以下にBATの機能とサンプルを記載します。
主な機能と処理内容
・指定本数(2本以上)毎にペアを作成し並列エンコードする
・m2vファイルを探し、bat,aac,CMカットファイル(txt)があるか確認
・既にmp4ファイルやlogが生成されている場合は処理しない
・フォルダ名に"noenc"が含まれるディレクトリは処理しない
以下のように処理する動画毎にBATファイルが生成されている状態を想定しています。
*私の環境ではマスタBATとAVSを動画毎に自動コピーして処理しています。
・動画A.m2v
・動画A.bat
・動画B.m2v
・動画B.bat
このBATをn本ずつ纏めてパイプで繋いで実行することで並列処理します。
(call 動画A.bat) | (call 動画B.bat)
片方が早く終わるとパイプが存在しないとの警告が出ますが、今のところ100本以上処理した中では正常に動作しています。
また、組み合わせる動画の長さに差があると効率が落ちますが、ファイル名順に処理する場合は大抵同じ番組でペアが生成されるので問題ないと思います。
サンプルBATコード
エンコード等の処理を高速化する手段としてはマルチスレッド化が一般的だと思います。
しかしAvisynthでのフィルタ処理をMT等でマルチスレッド化してもそれほど効果がない場合も多く、またx264はスレッド数を増やすと(僅かですが)ファイルサイズが増加したり画質が低下したりします。
デュアルコアの時代は簡単にCPUを使い切る事ができましたが、最近のCPUでは8スレッドや12スレッドを実行できるのでスレッドを埋めるだけでも大変です。
そこで、古典的ですがメモリやHDD等のリソースの限り何本も同時に処理する事で高速化を図ります。一本あたりのスレッド数を極端に増やす必要がないので効率が良いです。またlogoGuillo等のシングルスレッドアプリも高速化します。
では以下にBATの機能とサンプルを記載します。
主な機能と処理内容
・指定本数(2本以上)毎にペアを作成し並列エンコードする
・m2vファイルを探し、bat,aac,CMカットファイル(txt)があるか確認
・既にmp4ファイルやlogが生成されている場合は処理しない
・フォルダ名に"noenc"が含まれるディレクトリは処理しない
以下のように処理する動画毎にBATファイルが生成されている状態を想定しています。
*私の環境ではマスタBATとAVSを動画毎に自動コピーして処理しています。
・動画A.m2v
・動画A.bat
・動画B.m2v
・動画B.bat
このBATをn本ずつ纏めてパイプで繋いで実行することで並列処理します。
(call 動画A.bat) | (call 動画B.bat)
片方が早く終わるとパイプが存在しないとの警告が出ますが、今のところ100本以上処理した中では正常に動作しています。
また、組み合わせる動画の長さに差があると効率が落ちますが、ファイル名順に処理する場合は大抵同じ番組でペアが生成されるので問題ないと思います。
サンプルBATコード