タブレット用にLTE回線がもう一回線必要になり、SIMを追加しました。
契約しているMVNO、OCNモバイルONEでは月額440円(税込み)でメイン回線と容量シェアが可能なデータ通信SIMカードが追加できます。
従来だと申し込み時に追加するSIMのサイズが選択できるので一番小さいnanoSIMを選択してアダプタ経由で使っていましたが、今回は「マルチカットSIM」の一種類だけとなっていました。
このマルチカットSIMは任意のサイズに自分でカットして、標準SIM/microSIM/nanoSIMとして利用できるようです。
参考:SIMカードに関するよくある質問
届いたマルチカットSIM。専用工具も必要なく手で軽く押すだけでmicroSIMサイズに簡単に抜けました。すぐ抜けるのに機器内部で分離したりしないんでしょうか。
古いSIM(上画像の紫/赤色SIM)と比べると、端子部分が金メッキじゃなくて安っぽいです。何度も挿抜するような使い方には向かないかもしれません。
また、今回のデータ通信SIMカードは電話番号が初めて見る020番号(020-XXXX-XXXX)でした。どうも2,3年前から070/080/090番号の枯渇に備えてM2M等のデータ通信用途には020の番号を割り当てたSIMカードを発行しているようです。
参考:総務省、M2M用の「020」番号を14桁化へ
2020/06/21
2020/06/07
FFTの周波数ビンからずれた正弦波のパワースペクトルとサイドローブとか
FFT(とDFT)を使用した信号処理のコードを書いていて、半端な周波数をFFTしたらどういった結果になるのか試してみたので纏めました。
よくあるサンプリングレート44.1kHzでサンプリングされた音声波形を、窓長4096サンプルでFFTした結果は、44100/4096 = 約10.76[Hz] の周波数ビン単位で離散化された各周波数(0 , 10.76, 21.52,... ,22050[Hz])に分解されて表現されます。
ここで入力信号として正弦波をFFTする場合で、正弦波の周波数がちょうど周波数ビンと一致するケース、
・1001.29...[Hz](=10.76*93 ちょうど)
・1012.06...[Hz](=10.76*94 ちょうど)
では良いですが、周波数ビンに一致しない中途半端な周波数
・1006.67...[Hz](=10.76*93.5)
の時はどうなるんだったか、隣接する周波数ビンにパワーが分散するんだか、昔デジタル信号処理とかで学んだような記憶もありますが既にうろ覚えです。
FFTの周波数ビンからずれた正弦波のパワースペクトルは誤差が大きい
というわけで、100ビンから101ビンまで0.25周波数ビン刻みの周波数の正弦波(振幅1.0 = 0[dB])をFFTしてみたのが以下の結果です。(44.1kHz,4096sample,Hanning窓)
ちょうど100bin,101binの正弦波をFFTした場合、メインローブは±1binに収まり、サイドローブもグラフ範囲外のかなり低いレベルとなっています。一方、少しでも周波数ビンからずれた周波数の正弦波をFFTするとスペクトルが広がっています。(スペクトル・リーク、Spectral leakage)
ずれ量が最大となる0.5ビン差の場合が最もスペクトルが広がります。
よくあるサンプリングレート44.1kHzでサンプリングされた音声波形を、窓長4096サンプルでFFTした結果は、44100/4096 = 約10.76[Hz] の周波数ビン単位で離散化された各周波数(0 , 10.76, 21.52,... ,22050[Hz])に分解されて表現されます。
ここで入力信号として正弦波をFFTする場合で、正弦波の周波数がちょうど周波数ビンと一致するケース、
・1001.29...[Hz](=10.76*93 ちょうど)
・1012.06...[Hz](=10.76*94 ちょうど)
では良いですが、周波数ビンに一致しない中途半端な周波数
・1006.67...[Hz](=10.76*93.5)
の時はどうなるんだったか、隣接する周波数ビンにパワーが分散するんだか、昔デジタル信号処理とかで学んだような記憶もありますが既にうろ覚えです。
FFTの周波数ビンからずれた正弦波のパワースペクトルは誤差が大きい
というわけで、100ビンから101ビンまで0.25周波数ビン刻みの周波数の正弦波(振幅1.0 = 0[dB])をFFTしてみたのが以下の結果です。(44.1kHz,4096sample,Hanning窓)
周波数ビンからずれた正弦波のFFT結果 |
ずれ量が最大となる0.5ビン差の場合が最もスペクトルが広がります。